リードワールドカップ2016最終戦クラニ

文=北山 真 写真=小澤信太、木村伸介

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決勝の波田悠貴

11月26日、27日、リードワールドカップ2016の最終戦が、スロベニア・クラニで開催され、日本からは男女7名ずつが参加した。男子は全員が予選を通過、波田悠貴が初の決勝進出を果たした。女子は4名が予選を通過、野口啓代と小林由佳が決勝にすすんだ。

男子決勝はスタート早々に厳しい部分があり、波田はこれをこなすことが出来なかった。その後も多くの選手が同高度となり、ここを越えたのはセバスチャン・ハレンケとドメン・スコフィックのみだった。ハレンケはただひとり上部に達し、スコフィックに大差をつけ初優勝に輝いた。

女子では野口が最高のパフォーマンスを見せ、ランキングトップのヤーニャ・ガーンブレット、ベテラン、ミナ・マルコビッチを僅差で抑え2位に入賞した。ボルダリングのイメージが強い野口だが、そもそもの世界デビューは2005年世界選手権、初出場で3位となったのはリードだった。小林由佳は7位、今シーズンの小林はコンスタントに上位に入賞、年間ランキング6位となった。

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決勝の野口啓代

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決勝の小林由佳

2016年間チャンピオンはスコフィックとガーンブレット、男女ともにスロベニアが栄冠を手にした。

リード、ボルダー、スピードの総合(コンバイン)では、藤井快が3位に、野口啓代が2位に入賞した。ただ、水を差すわけではないが、このランキング、1回でも他種目に出場すればその対象となるというもので、まだまだ検討の余地があるのではないだろうか。

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