高いフリクションと持続性。ジム、外岩、コンペと欠かせないチョーク「PD9」【2】

クライマーであれば、始めて間もないころやブランクが空いた後、そうでなくても新しいホールドのザラザラした感じや岩質によって、指皮を激しく消耗した経験はあるでしょう。手のひらの皮がむけてしまったばかりに、その日の〝トレーニングが終了〟するのは残念です。特に初心者の指皮は柔らかく、ささくれなど、手荒れが発生する方もいると思います。

PD9独特のフリクションは前述したとおりですが、ホールドの保持という役割のほかに、手を守り、皮膚の消耗を抑えることができると実感しています。 ジムや外の岩場でも登っていられる時間が長くなり、トライ数も増えるでしょう。レベルアップの可能性を広げてくれるに違いありません。 パッケージが小さいため価格が割高に思えるかもしれませんが、使用回数が少なく、液体の減りが遅いので、むしろコストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。僕は残量が少なくなるとシャンプーのように水で薄めて使っています。性能はそこまで落ちないので、残量に合わせて試してみると良いでしょう。


 
パラクライミング世界選手権B2クラス。3連覇を決めた2016年パリ大会にて

最後に__ 手のケアにくわえ、発汗が抑えられるため、トライ中の手汗がストレスになりにくいのも、限界グレードの課題に臨むときにはありがたいです。大会に出るときには下地として欠かせません。 前回のモデルにあったピーチの香りについては、完全に好みの問題だと思いますが、最新モデルでは無香料となっているので、香料が苦手なクライマーにも勧められます。ぜひ、PD9を使ってみてください。 ※手汗が多い場合は、手を洗い油膜をとってからPD9を使うと、より一層の効果を実感できます

ジムに登りに来ていたお客さんにPD9を使ってもらいました!

NOBさん
30代男性 クライミング歴3年
 
ピーチの香りが無くなり、場所を選ばずに使えるようになったと思いました。わずか2、3滴程でも手全体に伸びるので使用量は少なくて済み、1トライごとの塗り直しをせず、そのまま3、4トライはできます。粉チョークをプラスすると更なるフリクションを得る感触があり、持ち感の悪いホールドもバッチリ持てます。

 

キクチャンさん
30代女性 クライミング歴6年
 
ピーチの香りがなくなり、使いやすくなりました。私は手汗が少なく、普段はあまりチョークを使用しませんが、PD9を塗ってみると、すぐに乾き、手のひら・指先がサラサラの状態になりました。普段使っているチョークよりもグリップ力を感じました。また、チョークバッグいらずで持ち運びの際は場所もとらず、携帯するには良いと思います。

 

ショータさん
20代男性 クライミング歴3年
 
PD9は、はじめて使いました。使用感はとても良く、普段はもちにくいワイドピンチ気味のホールドがよくとまりました。乾き手の自分は、ボルダーではチョークを多くはつけませんが、リードクライミングになると、ルート上部にてさすがに手汗が気になります。そのため、持続力があるPD9は良い下地として有効だなと感じました。手が荒れやすい体質のため、普段は液体チョークの使用は控えています。PD9は液体タイプですが、沢山手に付けなくて良い(=水分の揮発量が少なく手に優しい)という点は嬉しかったです。ただ、やはりアルコールが手の傷にしみました。

 

PD9クライミング(液体チョーク)
 
■容量:60ml
■主な配合成分:エタノール、アルミナ、クエン酸Na、乳液
■松ヤニ成分不使用
■チョークダストの心配ナシ

 

商品に関する問い合わせ先 株式会社 B・S GROUP
電話 082-224-2001
問い合わせフォーム http://pd9.jp/contact.html
Officiel HP http://pd9.jp/

 

協力=クライミングスペース レッジ

200坪の広いフロアに、4.2m高のボルダリング壁はスラブから、ルーフ&マントルまで6面。ルート壁もスラブから、クラックや大ハング、3D壁、ロープワーク用ガイドテラスまでを完備。
 
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