リードワールドカップ開幕、波田悠貴が5位に入賞

文=北山 真 写真=小澤信太

リードワールドカップ2017が、7月7日、8日スイス、ヴィラールで開幕した。日本人は男子7名、女子3名が参加。
予選を通過したのは男子が波田悠貴、是永敬一郎、藤井快、女子は大田理裟のみだった。

写真=開幕戦5位という幸先よいスタートをきった波田悠貴

男子はヤコブ・シューベルト、アダム・オンドラが欠場、その穴を埋めるかのように新人で強い選手が数多く登場した。

3位に入賞したウクライナのフェディル・サモイロフを筆頭に、6位のドイツのクリストフ・ハンケ、9位のスウェーデンのハンネス・プマン、16位のイスラエルのユバール・シェムラは予選1を完登している(3名のみ)。

写真=今後が注目されるウクライナのフェディル・サモイロフ(20)

男子に比べ女子はそれほどニューカマーは多くはなかったが、イタリアのラウラ・ロゴラ(16)がデビュー戦でいきなり6位に入賞した。

ヤーニャ・ガーンブレッ卜はセミファイナルで珍しい3位という成績だったが、ファイナルではやはり別格の力を発揮、ただ一人の完登で締めくくった。

今後は本命ヤーニャ対抗アナーク・ヴェルホーヴェンが大かたの予想であるが、そこにミナ・マルコビッチとキム・ジャインの両ベテランがどう絡んでくるかが、シリーズのカギを握るかもしれない。

男子はロマン・デグランジュ(34)の安定感が増すばかり。
同じベテランといえばラモン・ジュリアン(35)がいるが、残念ながら往年の登りを求めるのは厳しくなってきた(それだけ過去がすごかったということでもあるが)。
ところがロマンはまだまだ成長しているかのように見える。すくなくとも今年の大本命であることには間違いないだろう。

男子

1 ロマン・デグランジュ FRA
2 ドメン・スコフィック SLO
3 フェディル・サモイロフ UKR
4 ヤン・ホイヤー GER
5 波田 悠貴
6 クリストフ・ハンケ GER
7 ヨルフ・ヴェルホーヴェン NED
8 ショーン・ベイリー USA
――
10 是永 敬一郎
12 藤井 快
32 樋口 純裕
33 野村 真一郎
38 中野 稔
42 清水 裕登

女子

1 ヤーニャ・ガーンブレッ卜 SLO
2 ミナ・マルコビッチ SLO
3 アナーク・ヴェルホーヴェン BEL
4 キム・ジャイン KOR
5 ジェシカ・ピルツ AUT
6 ラウラ・ロゴラ ITA
7 ハンナ・シューベルト AUT
8 マチルド・ベセーラ FRA
――
20 大田 理裟
32 義村 萌
39 戸田 萌希

写真はすべてファイナル

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