アルコロックマスター、ボルダーで山内誠が銅メダル

ジャパンカップの覇者、山内誠がまたまた“ここ一番”での強さを発揮した。

藤井快とともに8月29日のオープンに参加した山内は4位で通過(藤井は1位)。

31日の本戦は4課題のサドンデス方式で行われた。ここに招待選手の杉本怜が加わる。ほとんど完登が出ず、高度で順位が決まるという、まるでリード競技のような緊張感の中、まず第1課題でドミトリー、ラスタンというロシア2強が敗退。第2課題では、ジェイムス・カッセイ、ガブリエル・モロニという強豪が敗退。

迎えた第3回課題に進出したのは5名。そして、この5名の中になんと日本人が3名という展開となった。課題はあいかわらずバランスを要求されるデリケートもの。ここで杉本、藤井が敗退。

メダリストが決定した3名が争う第4課題は、うって代わってダイナミックな内容。こういった課題が得意な山内にとっては一発逆転優勝の可能性もあったが、フランスのジェレミー・ボンダーとの僅差で3位となった。優勝はスロベニアのイェルネイ・クルーダー、この日ただ一度の完登での優勝という劇的なエンディングであった。(文=北山 真)

アルコロックマスター 男子ボルダー
1   イェルネイ・クルーダー (SLO)
2   ジェレミー・ボンダー (FRA)
3   山内 誠 (JPN)
――
4 杉本 怜
5 藤井 快

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