アレックス・メゴス、“ハッブル(8c+/5.14c)”、“ノーザンライツ(9a/5.14d)”を再登

アレックス・メゴスが、ベン・ムーン初登(1990年)の世界初の8c+、レイブントーのハッブル(5.14c)を第6登した。このたった8mの、さらに核心はわずが4手と言われる特殊なルートは、これまでアダム・オンドラを始め多くのトップクライマーの挑戦を退けてきた。イギリス人以外のクライマーが成功するのは初めてのこと。

メゴスのトライは2014年に10回、そして今回の5回と決して少ないものではない。グレードについては、「非常に特殊なルートなのでまったく分からないが、スタイルが合うクライマーにとってはやさしく感じるかもしれないし、合わなければまったく不可能に感じるだろう」としている。

しかしながら、アクションディレクト(5.14d)を2時間、リアライゼーション(5.15a)を3トライで手中にしたメゴスである。ハッブルのグレードが上がることはあっても、下がることはありえないだろう。

さらにメゴスはキルンシーで、スティーブ・マクルー初登(2000年)のノーザンライツ(5.14d)を2日間計12回のトライで第3登した(第2登は2010年のオンドラ)。

>>グレード比較表

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ハッブルの有名な核心の一手 写真=Frank Kretschmann

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