ロニー・カウク、父の代表作”Magic Line 5.14b”を第2登

文=北山 真

“ヨセミテレジェンド”のひとり、ロン・カウクが1996年に初登した”Magic Line 5.14b”を、息子であるロニー・カウクが昨年12月30日に第2登した。”Magic Line”はバーナルフォールの右岩壁に位置するシンクラックで、初登はピンクポイントで登られている。

ロン・カウク(1957~)といえば、”アストロマン””セパレイトリアリティー”、そして世界で最も有名なボルダー課題”Midnight Lightning”の初登者として名高い。

また、いち早くスポートクライミング(フレンチスタイル)を取り入れたアメリカンクライマーの一人でもあり、これが伝統的カリフォルニアスタイルを死守しようとする、かつての朋友ジョン・バーカーとの確執を生むことになった。

ロニー・カウク(1982~)は、クライマーよりもプロのスノーボーダーとして名高いが、2013年にビショップでアレックス・オノルド初登のハイボール、”Too Big To Flail V10″を再登。やはりハイボールで名高い”Ambrosia V11″にも成功している。オーウェンズ・リバー・ゴージでは多くのフリーソロも行なっている。

>>グレード比較表

写真は、一枚目が息子ロニー・カウクで、二枚目が父ロン・カウクが”Magic Line 5.14b”を登っているもの。

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