参加者全員アイマスクで目隠しのクライミングコンペ開催!(2)

【予選】
コンペに初めて参加の方も多かったこともあり、皆さん緊張した表情での予選スタート。各課題エリアに並ぶ間もパートナー同士、ホールドの位置や手順を確認しながら、コミュニケーションをとる姿が印象的でした。強傾斜の課題を、見えない状態で登り切るのはかなりの大変さで、スラブ・垂壁エリアの課題で得点を狙う作戦のチームが多かったです。予選課題、全完登チームは0。完登はできなかった課題でもボーナスをしっかり拾ったチームが上位に進出しました。

【決勝】
強傾斜と緩傾斜それぞれに1本ずつセットされたルートをトップロープでのトライ。大ざるクラスが緩傾斜から、子ざるクラスが強傾斜からのスタートとなりました。大ざるクラスはハリボテが複雑に配置されたルートに、クライマーもナビゲーターも大苦戦、全チームが序盤で落下してしまいました。子ざるクラスはテンポ良く高度を上げるチームが多く、特に完登チームのトライには会場が大興奮でした。第二ルートは大ざるが強傾斜、子ざるクラスが緩傾斜での挑戦。子ざるクラスはカンテ・凹角を抜けるパートでのパートナー同士のナビゲーションが結果に大きく響きました。大ざるクラスでは悔しいゴール落ちのチームあり、完登チームありで、会場が大歓声の興奮に包まれました。

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「大会は視覚障害者、聴覚障害者、多国籍の人とごちゃ混ぜでしたが会場は一体となって盛り上がりました。登る壁は沢山ありましたが、人と人を隔てる壁は存在せず、モンキーマジック代表小林さんの目指しているもがカタチとなっていましたね。」との感想を参加者の方からいただきました。

参加者全員が目隠しをしてのクライミングコンペで、ここまで大規模に行なわれるものは国内では過去に例をみたことはなく、ルールや課題セット、運営、全てにおいて暗中模索の開催となりました。たくさんの改善点は課題として残されたものの、決勝での大歓声と盛り上がりは成功の確信となり、「また必ず開催してほしい。」というたくさんの声を耳にすることができました。

文・写真=NPO法人モンキーマジック


2015.11.14 Monkey Magic10周年記念コンペ「見ざる!クライミングチャレンジ!」ダイジェスト

◇リザルトはモンキーマジックHPより
レポート詳細 – 活動レポート – NPO法人モンキーマジック
http://www.monkeymagic.or.jp/report/detail/id/233

◇協賛企業(順不同)
・ユニリーバ・ジャパン株式会社
・アサヒカルピスビバレッジ株式会社
・CHUMS(株式会社ランドウェル)
・THE NORTH FACE(株式会社ゴールドウイン)
・アサヒ飲料株式会社
・株式会社アールテック・ウエノ
・株式会社エイアンドエフ

 

 

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