小林由佳、トルコで8b(5.13d)をオンサイト

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“Charivari 8b”の長いコルネを登る小林由佳

文=北山 真 写真=Daniel S.

ワールドカップ終了後、ヨーロッパで登りこんでいた小林由佳が、12月6日、トルコ・アンタルヤ、チュトゥディビ(Çitdibi)の岩場で”Charivari 8b”をオンサイトした。クイックドローをかけながらの、いわゆるマスタースタイルでの成功である。国内在住の日本人女性によるオンサイト最高グレードの更新となった。チュトゥディビ(Çitdibi)は、2013年にペツルロックトリップで開拓されたエリア。

女性による高難度のオンサイトは、古くは1992年のリン・ヒルによるフランケンユーラの”Simon 8a”、近年では2006年ジョスネ・ベレシアルトゥによるモンセラの”Hidrofobia 8b+”、2011年サーシャ・ディジュリアンによるロデジャールでの2本の8b+、 2012年白石阿島によるレッドリバーゴージの”Omaha Beach 8b+(フラッシュ)”、シャルロット・ドゥリフ、マヤ・ビドマーによる8b+(グレードダウンされたものもあり)。最近では2015年アンゲラ・アイターがオーストリアで”Tanz der Molekule 8b/+”を、2016年スウェーデンのカイサ・ロセアンがマルガレフで”T-1 Full Equipe 8c(8c?とされている場合もある)”をオンサイトしている。

>>グレード比較表

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