東北クライマーズミーティング2015 開催、黒伏山のトポ公開

勝手に「東北クライマーズミーティング2015」をレポート

有志によるクライマーズミーティングが2015年2月4日(水)~6日(金)、東北で開催された。内容は、宮城県の二口渓谷でのアイスクライミングと、山形県の黒伏山南壁での冬壁登攀。ベース(夜の交流会場)として、黒伏山にほど近い山形県東根温泉の湯治宿(素泊まり自炊¥3000)を利用させていただいた。

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一日目は、二口渓谷の氷瀑群を訪ね、この谷での可能性がまだまだあることを知る。

二日目と三日目は、冬にはほとんど人の手に触れられない、いかにもニッポンらしい冬壁登攀を楽しめる黒伏山。雪が降れば常にチリ雪崩、晴れても大きな雪崩の危険がある。それでも今回は「いい状態」に恵まれ、各パーティそれぞれが奮闘。29歳~64歳までが共に登るというコラボレーションも楽しかった。以前、スコットランドのクライマーズミーティングで、20代の若者と60代の大先輩が一緒に登攀を楽しんでいるのを見て、頼もしく思ったが、そんなことを思い出させてくれる一幕でもあった。

二口渓谷も黒伏山南壁も、まだまだ登攀の可能性はいくらでもあるだろう。天候と壁の状態、プロテクションの取り方を見極めて、より多くの人にこの壁に触れて欲しいと思った。

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*二口渓谷は、以前から開拓・紹介してきた仙台の千葉英一氏に案内してもらう。黒伏山南壁に関しては、冬季登攀・開拓を続けている山形の和田淳二氏により作成されたルート図を参考にさせてもらった。(文=谷口けい)

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