浦野誠動、”白髪鬼 5.13d R”を第5登

3月11日、浦野誠動が湯川の”白髪鬼(5.13d R)”に成功した。保科雅則(ピンクポイント)、吉田和正(同)、中嶋徹、中嶋渉に続く第5登(同人物による再登は数えていない)。

文=浦野誠動 写真=鳴海玄希

当時衝撃的だった保科さん初登の記事を「岩と雪」で目にしてから、自分にとって特別な存在だったこのルートに初めてトライしたのは昨年4月。この日は5便出したものの、ムーブが幾通りも考えられるクラック特有の複雑さから、なかなかムーブが固まらず、ピンクポイントを狙うも叶わず。

月日がたち今年の3月5日、トライ2日目は期待を持って挑むも調子が今一つで進歩なく敗退。

そして3月11日のトライ3日目、しっかりと体調を整えて再トライ。前回とは比較にならないほど余力を持ってムーブがこなせ、しかしリード1便目、2便目と核心ラスト一手でフォール。足位置を微調整して挑んだ3便目でようやくピンクポイント、降りながらプロテクションの位置とムーブを確認し、4便目にレッドポイントすることができました。

プロテクションについては、C3カムの#000と#00をそれぞれ複数持っていないとナッツが必要となり、そうなると難しさが数段増すと感じます。

>>グレード比較表

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