第9回ピオレドール・アジアは韓国チームと日本チームの手に

   その年の最も優れたアルパイン・クライミングを顕彰するピオレドール(黄金のピッケル)賞のアジア版、「ピオレドール・アジア」の審査会が11月6日、韓国・ソウル市で開催され、ガッシャブルム5峰の初登攀(韓国_アン・チヨン、ソン・ナグジョン)と、アラスカ4つの新ルート開拓(日本_谷口けい、和田淳二)が受賞した。今年は受賞した2隊に、中国・四川省のアビ峰(5694m)南壁ソロ(中国_柳 志雄)を加えた3隊がノミネートされていた(詳細は『ROCK&SNOW066号』<12月6日発売>参照 )。
  また、同日に行なわれたスポーツクライミングの業績に対する「ゴールデンクライミングシューズ賞」は、韓国人クライマーの急成長株として推薦されたソ・ハンナレと、世界で初めてv14(塩原・カタルシス)を登った女性として尾川智子(日本)がノミネートされていたが、「世界初」の業績が評価されて尾川智子が受賞した。(写真と文=萩原浩司)

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ピオレドール・アジアを手にする和田淳二(左)とアン・チヨン

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審査会で「ルース氷河の38日」をプレゼンする和田

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ソウル市の授賞式会場には約300人が集まった

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第7回ゴールデンクライミングシューズ賞を受賞した尾川智子

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ノミネートされたクライマーと主催者、審査委員長
『Man and Mountain』提供

 

 

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