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第5回全国高等学校選抜クライミング選手権大会 男女とも地元埼玉の選手が優勝
坂井絢音
23日は予選で、2ルートをフラッシングで登る。成績は2ルートの順位のトータルで、男女とも定員の26名が翌日に駒を進めた。
24日は、まず男女準決勝が同時に行なわれた。決勝まで予選両完登の5名（波田悠貴、島谷尚季、大高伽弥、野村真一郎、緒方良行）の戦いになることが予想されたが、緒方がまさかの中間部でフォールしてしまった。最後に登場した地元の波田の、まるでレッドポイントのような無駄のない登りが圧巻だった。
女子の予選両完登は義村萌と野中生萌の2名のみ。野中はワールドカップ2位（ボルダリング）の実力を遺憾なく発揮し、準決勝をただ一人完登。
波田悠貴
決勝は女子からで、地元の坂井絢音（あやね）が最上部に達する。義村もほぼ同高度。最後に登場した野中の完登で幕が下りるかと思いきや、持久系となる上部で力尽き3位となった。
男子は野村が出だしの2歩でスリップというアクシデントがあった。最後に登場したのは当然波田、プレッシャーに弱いと言われる波田だが、それをはねのけ正確無比な登りを展開、そのまま優勝となった。 （写真・文＝北山 真）
| 第5回 全国高等学校選抜クライミング選手権大会 | |
| ◆男子リード 1 波田悠貴(埼玉県 県立久喜工業高等学校) 2 原田 海 (大阪府 羽衣学園高等学校) 3 島谷尚季(千葉県 県立幕張総合高等学校) —- 4 大高伽弥(埼玉県 盈進学園東野高等学校) 5 久貝悠太(京都府 京都学園中学高等学校) 6 渡邉海人(埼玉県 県立伊奈学園総合高等学校) 7 豊田将史( 山口県 野田学園高等学校) 8 野村真一郎(茨城県 東洋大学付属牛久高等学校) |
◆女子リード 1 坂井絢音( 埼玉県 山村学園高等学校) 2 義村 萌 (三重県 県立津東高等学校) 3 野中生萌(東京都 日出高等学校) —- 4 錦織美里(広島県 県立広島井口高等学校) 5 中村祐香梨(静岡県 浜松日体高等学校) 6 大場美和 (愛知県 光ヶ丘女子高等学校) 7 山下真由 ( 広島県 県立安芸高等学校) 8 木下 茜 (長崎県 県立佐世保東翔高等学校) |
男子表彰式
女子表彰式
