群馬県・妙義山金洞山縦走コース『鷹戻し』は復旧作業のため通行禁止。慎重な工事につき、登山者に協力を要請

20161024_news_miyogi01

日本三大奇景の一つに数えられる、群馬県 妙義山。この妙義山の稜線を縦走する妙義山 金洞山縦走コース『鷹戻し』部分を、完全通行止めとすることを、群馬県安中市は発表している。

妙義山 金洞山縦走コースは、クライミングの技術・知識が必要とされる厳しい岩場を登る難コースとして知られ、ハシゴや鎖場が連続。この中核部分の1つである『鷹戻し』の鉄製ハシゴの一部が破損しているのが発見されたのは、2016年5月16日。以降、該当箇所を通行止めとして、修復工事の検討が進められていた。

このほど、修復工事の工法についての方針も決定し、現場での作業に着手しているが、現在も登山ルート上の通行止めの看板を無視して、通過している登山者が散見されるという。

安中市としては下記にあげられる理由のため、立入禁止を呼びかけている。

  • 既設ハシゴを部分的に切断するため、既設ハシゴがさらに不安定になること(持参ロープによる懸垂下降でも、ハシゴ部材脱落による巻き込み被害が生じる可能性があること)。
  • 作業中に入山者が来てしまうと現地での設置作業が中断してしまうこと。
  • 新設アンカーの樹脂定着前に荷重がかかると設置寸法に狂いが生じてしまうこと。
  •  

    クライマーで、登山をする方も多いだろう。大変危険な現場作業に加え、慎重な作業が必要となる工事のため、マナーとして指示はしっかりと守ってもらいたい。

    なお、作業予定期間は、2017年3月31日までを予定しており、作業完了の際には改めて、その旨を発表するとしている。問い合わせは以下の通り。

    ◇お問い合わせ先
    安中市 産業政策部 観光課 施設管理係
    (担当:藤原、尾髙)
    電話 027-382-1111(内線2626)

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