アメリカのクライミングレジェンド、フレッド・ベッキー、94歳で亡くなる

アメリカのクライミングレジェンドであるフレッド・ベッキーが10月30日にシアトルで亡くなった。94歳だった。アラスカ周辺で数々の初登記録を残し、クライミングバムをしながら、最近まで登り続けていたクライマー。

1923年にドイツのデュッセルドルフで生まれたフレッドは、1925年に家族でアメリカのシアトルに移民、地元シアトルの山岳会に入ったフレッドは、地元シアトル周辺の山を始め、カナディアンロッキーやアラスカで数々の初登記録を打ち立てている。

主な記録として、19歳のとき(1942年) に、弟と共に、当時の北米最難の山とされていた、カナダのワディントンを第2登、1954年にアラスカにて、デナリの北西バットレス初登、ハンター西稜初登、デボラ南稜初登など、当時の初登数では世界最多のクライマーだった。

また、クライミングバムの元祖ともされており、今年になって、彼の生涯を映像化した作品、 『DIRTBAG: THE LEGEND OF FRED BECKEY』が公開されている。

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