リードワールドカップ第2戦シャモニー

文=北山 真  写真=Eddie Fowke/IFSC


男子ファイナル直前の会場 写真=水村信二

7月12日、13日、クライミングワールドカップ(リード)第2戦はフランス・シャモニー、幾多のドラマを生んだ伝統の大会である。日本からは男子10名、女子7名が参加した。

このところ、決勝に2,3名の日本人が出場することは定番になりつつあるが、今回の男子はメンバーが違った。田中修太(18)と本間大晴(18)の2名である。最終的に6位、7位であったが、この大舞台に立ったということは今後の大きな自信となることだろう。

女子はセミファイナル4位、ファイナル5位(自己ベスト)と小武芽生が大活躍。もはや表彰台は目前といえよう。優勝は、“登る精密機械”ヤーニャ・ガーンブレッ卜を押さえジェシカ・ピルツ(21)。ユース時代を含め8年目での初の快挙、しかもファイナルをただ一人完登しての優勝である。


念願の初優勝となったジェシカ・ピルツ


珍しく2位となったヤーニャ・ガーンブレッ卜

男子もステファノ・ギゾルフィがファイナルをただ一人の完登で優勝。さすが伝統の大会ならでは、といった完璧のシナリオであった。


ステファノ・ギゾルフィは昨年10月の中国・呉江大会以来の優勝


アレックス・メゴスが3位に入賞した

リザルト

男子

1 ステファノ・ギゾルフィ(ITA)
2 ヤコブ・シューベルト(AUT)
3 アレックス・メゴス(GER)
4 ドメン・スコフィック(SLO)
5 ウィリアム・ボシ(GBR)
6 田中修太
7 本間大晴
8 ザーシャ・レ―マン(SUI)
―――
12 楢﨑智亜
17 土肥圭太
19 波田悠貴
20 藤井 快
25 西田秀聖

女子

1 ジェシカ・ピルツ(AUT)
2 ヤーニャ・ガーンブレッ卜(SLO)
3 キム・ジャイン(KOR)
4 白石阿島(USA)
5 小武芽生
6 アナク・ヴェルホーヴェン(BEL)
7 野口啓代
8 ハンナ・シューベルト(AUT)
―――
14 野中生萌
17 尾上 彩

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