2016年度“裏”ゴールデン・ピトン賞「錆びたピトン賞」チッピング部門。受賞被害エリア=ユタ州リトル・コットンウッド・キャニオン、およびネバダ州レッド・ロック

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文=Brendan Blanchard, climbing.com 訳=羽鎌田学

変な誤解をしてもらいたくないから言っておくが、『錆びたピトン賞』などもちろん出したくない賞だ。しかしながら不幸なことに昨年2016年も、ボルダー課題に対する破壊行為、既成の課題の意図的な細工、改ざんが行なわれた。特にリトル・コットンウッド・キャニオンとレッド・ロックが、その悪質な行為の代表的な犠牲者となったのだ。

ソルト・レイク・シティー郊外のリトル・コットンウッド・キャニオンでは、昨年10月下旬に、20ほどのボルダー課題で、目の高さ、またはそれより下にあるホールドが悪意ある行為の対象となり、一挙に取り除かれたり、削られたり、その他の方法で手を加えられた。

「ひとつはっきりしておきたいが、この行為は必ずしもチッピングではない。犯人はルートを簡単にしようとか、難しくしようとかしたわけではなく、まさに身勝手な、暴力的な、破壊行為をしただけなのである」と、ローカル・クライマーであるマイク・ベックは、ソルト・レイク・クライマー同盟(SLCA)のブログに投稿している。

>>同エリアでの岩への落書きとか、その他の破壊[つづきを読む]

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