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2017 USA ボルダリングオープンナショナル選手権
文=北山 真
アメリカのボルダリングコンペの最高峰、ボルダリングオープンナショナルが2月3日、4日ソルトレイクシティで開催された。
回を重ねるごとにレベルアップ、低年齢化が進むのは、このクライミング大国も同じ。ダニエル・ウッズ、カルロ・トラヴァーシ、ショーン・マッコールといったつわもの達が予選落ちするという状況である。
女子で注目されたのは、遂に大人の大会にデビューすることになった、ユースでは向かうところ敵なしの白石阿島。しかしファイナルでアレックス・プッチョに及ばず、彼女にしては珍しい2位という成績となった。3位には父母(ディディエ・ラブトゥ、ロビン・アーベスフィールド)ともに世界チャンピオンというクライミング史上例を見ないDNAをもつ、ブルック・ラブトゥが入賞した。
男子はナサニエル・コールマンの2連勝。コールマンはワールドカップでも2個の銀メダルを獲得している。2位はアメリカユースの星、カイ・ライトナー、3位は昨年のワールドカップシリーズで、楢崎、藤井に続いて3位となったロシアのアレクセイ・ルブツォフ。
ラブトゥ家からはブルックの兄、“19歳でクライミング歴17年”というショーン・ラブトゥも出場、5位に入賞した。
男子リザルト
1 ナサニエル・コールマン
2 カイ・ライトナー
3 アレクセイ・ルブツォフ(RUS)
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4 ショーン・ベイリー
5 ショーン・ラブトゥ
6 ニコラス・ミルバーン
7 アンディ・ラム
8 タイラー・ランドマン
9 アレックス・ウォーターハウス
女子リザルト
1 アレックス・プッチョ
2 白石阿島
3 ブルック・ラブトゥ
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4 ミカエラ・キールシュ
5 カイラ・コンディ
6 ミーガン・マスカレナス
7 マーゴ・ヘイズ
8 グレイス・マッキーハン
9 リリー・キャナヴァン