アジアユース選手権ボルダリング、日本チーム全カテゴリーを制覇!

文=北山 真

シンガポールでアジアユース選手権のボルダリング競技が7月7日、8日に行われた。日本チームはファイナルで圧倒的強さを発揮、すべての他国選手を退け上位を独占した。

女子ユースBでは森秋彩が予選をただひとりの5完登で1位、リードに続く2個目の金メダルかと思われたが、ファイナルでは3課題完登で3位となった。
伊藤ふたばが全4課題完登で優勝。大健闘したのが谷井菜月、第4課題を18アテンプトという猛攻で完登し2位となった。菊地咲希も4位に入り、日本人が1位~4位を独占した。

女子ユースAでは予選を全完登した中村真緒が、ファイナルではただひとりの3完登を決め優勝した。
小島果琳は予選2完登、6位での予選通過だったが、ファイナルで大きく順位を上げ2位となった。

女子ジュニアでは高田こころが予選をただひとり4完登で1位通過、決勝では僅差ながらカザフスタンの選手に競り勝ち優勝した。

ユースB男子は日本人選手4名と、インドネシア2名のファイナルとなったが、日本が抜井亮瑛を筆頭に1位~4位を独占した。

そして男子ユースA、極限のバランスとリーチが要求される第一課題を土肥圭太がただひとり完登。
結局この完登が最後まで効き土肥がただひとりの3完登で優勝した。リードが4位と不本意な成績だっただけに執念の優勝となった。

最後の男子ジュニアに関してはこの豪華メンバーである、日本人以外の優勝はありえない。このカテゴリーも日本人が1位~4位を独占することとなった。

9日には、2018年ブエノスアイレス・ユースオリンピックの出場権をかけ、注目のオリンピックフォーマットによる3種複合競技が行なわれる(ユースAのみ)。

日本人ボルダリング成績

女子ユースB

1 伊藤ふたば(岩手)
2 谷井菜月(奈良)
3 森 秋彩(茨城)
4 菊地咲希(東京)

女子ユースA

1 中村真緒(東京)
2 小島果琳(岐阜)

女子ジュニア

1 高田こころ(鳥取)

男子ユースB

1 抜井亮瑛(奈良)
2 川又玲瑛(栃木)
3 西田秀聖(奈良)
4 竹田 創(宮城)

男子ユースA

1 土肥圭太(神奈川)
2 田嶋瑞貴(三重)
3 中島大智(岩手)

男子ジュニア

1 楢崎明智(栃木)
2 緒方良行(福岡)
3 原田 海(神奈川)
4 中上大斗(福岡)

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