嵯峨敦、塩原のヒドラ 五段を再登

嵯峨敦が3月17日、塩原・野立岩ルーフのヒドラ五段/V14を登った。

「塩原は、暴風で泣かされることがあるのだが、前日の予報で、あいにく9時から北7mの暴風予報だった。経験上、北5m以上の風ではマットが飛ばされるほどの暴風になるので、悩ましい予報だ。とはいえ、しばらく行けていないし、9時までの早朝トライであれば行く意味があると思った。狙いは、ルーフポケット課題のヒドラ。ユーマをトライしている時から少しづつ触っていたのだが、下部のオリジナルパートが悪く、繋げに成功するのには、相当時間がかかると思っていた。そうは言っても、ヒドラに向けてトレーニングをしてきたから、今日完登したいという気持ちは、強かった。6時に岩場に着くとまだ風は無く静寂を保っていてくれた。タイムリミットは3時間。アップを終えると、8時を回っていた。前日の終業から移動時間を差し引くと睡眠が3時間しか取れなかったから、体が動きだすまで時間を要してしまった。風も少しづつ迫って来ているのを感じつつ天候が荒れる前に繋げトライ。そして、誰もが嬉しいと感じるその瞬間がやって来てくれた」

※オリジナルグレードは五段ーですが、ROCK &SNOW、CLIMBING-netでは、V、フォントと対比しやすいノーマル(無印)、プラス(+)の二段階を採用しています。

同一カテゴリの最新ニュース