アイスクライミングWC第2戦、韓国・チョンソン

文=北山 真

2020年1月11日~12日、韓国チョンソンでUIAAアイスクライミングワールドカップ2020、第2戦が開催された。日本からは前戦と同じメンバー女子6名、男子5名が参加した。


チョンソンの複雑な構造のリードウォール 写真=門田ギハード

男子は門田ギハードの22位が最高で、残念ながら全員が予選落ちだった。

女子は竹内春子が6位、小武芽生が9位で予選通過。準決勝では竹内が15位と順位を落とし敗退。小武は6位に順位を上げ決勝進出。決勝での活躍が期待されたが、下部の遠い対角線ムーブでバランスを崩しフォール、7位となった。

驚いたのはスポーツクライミングの昨年の年間チャンピオン、韓国のソ・チェヒョンが登場したこと。準決勝でなんと4位につける。ファイナルでは6位に順位を落としたが、アイスでも実力を遺憾なく発揮した
女子は前回の1位と2位が入れ替わる形になり、マリア・トロコニナが優勝、シン・ウンソンが2位となった。

男子は優勝経験豊富なロシアの2名がワンツー、3位にスイスの若手ヤニック・グラットハートが入った。

翌13日には同会場でアイスクライミング・アジア選手権が開催され、小武芽生が3位に入賞した。アイスクライミングの公式戦で日本人が表彰台に立つのは初と思われる。優勝はシン・ウンソン。2位はかのソ・チェヒョンであった。


アイスアジア選手権女子の表彰台 写真=森田修弘

女子

1 マリア・トロコニナ(RUS)
2 シン・ウンソン(KOR)
3 シーナ・ゲッツ(SUI)
ーー
7 小武芽生
15 竹内春子
20 橋本久美子
23 大塚優希
27 市川倫子
28 笹川淳子

男子

1 マクシム・トミロフ(RUS)
2 ニコライ・クーゾヴレフ(RUS)
3 ヤニック・グラットハート(SUI)
ーー
22 門田ギハード
29 橋本 翼
34 中島正人
40 伊藤権次
41 森田修弘

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