アイスクライミングWC第3戦、スイス・サースフェーで開催

文=北山 真

2020年1月24、25日、スイス・サースフェーでUIAAアイスクライミングワールドカップの第3戦(最終戦)が開催され、日本からは男子5名、女子2名が参加した。

男子の門田ギハードは予選を13位で通過、セミファイナルでも健闘し8位タイであったが、惜しくもカウントバックで10位となりファイナル出場はならなかった。しかしながら多くの強豪が出場するヨーロッパ大会での10位は、大健闘と言ってよいだろう。

女子では小武芽生が10位という好成績で予選通過したが、セミファイナルではタイムアウトで12位となった。女子はどの大会でもタイムアウトする選手が非常に多い。ただし小武は登り自体は決して遅くないので、クリップやアックスの持ち替えなどの要領が良くなれば、コンスタントにファイナルに残ることができるであろう。来シーズンに期待したい。

男子優勝は第1戦中国に続きフランスのローナ・ラドゥヴァン。女子優勝は前戦韓国に続きロシアの マリア・トロコニナであった。公式リザルトはまだ出ていないが、この二人が年間チャンピオンになったものと思われる。


すっかりお馴染みとなった、らせん状駐車場の吹き抜けを利用したサースフェーの会場(写真=門田ギハード )

男子

1 ローナ・ラドゥヴァン(FRA)
2 ニコライ・クーゾヴレフ(RUS)
3 ドゥミトリー・グレベンニコフ(RUS)
ーー
10 門田ギハード
40 森田修弘
42 中島正人
47 伊藤権次
51 橋本 翼

女子

1 マリア・トロコニナ(RUS)
2 シーナ・ゲッツ(SUI)
3 シン・ウンソン(KOR)
ーー
12 小武芽生
24 竹内春子

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