JOCジュニアオリンピックカップ 総合優勝は清水裕登と田嶋あいか

今年で第17回となるJOCジュニアオリンピックカップが8月2日~4日、“クライミングの甲子園”としてすっかり定着した、富山県南砺市の桜ヶ池クライミングセンターで開催された。
 
日程はフラッシングでの予選が1日1ルートで2日間、最終日が決勝となる。
 
女子は、野中生萌がボルダリングワールドカップ2位の実力を遺憾なく発揮し、両ルート完登(第1ルートは野中のみ)。第2ルートは野中、田嶋あいか、原田朝美、廣重幸紀の4名が完登、そして女子と同ルートとなった男子アンダーユースBの、小西桂が完登したのには驚かされた。
 
女子はそのまま野中の逃げ切りかと思われたが、決勝では田嶋が抜群の安定感を見せ、2位を大きく引き離して優勝を決めた。
 
アンダーユースB女子では、小学生とは思えない恵まれた体系の伊藤ふたばの無駄のない登り、そして決勝で逆転優勝した小島果琳のアグレッシブな登りが対照的だった。
 
男子は楢崎明智の長身を生かした登りが印象的だった。そして予選第 1ルートをただ一人の完登、決勝でもジュニアの意地をみせ総合優勝した清水裕登はさすがだった。またユースAながら、清水にほぼ同高度にせまった波田悠貴の健闘も評価しなければなるまい。
 
(文=北山真 写真=北山真、安井博志)

JOCジュニアオリンピックカップ成績

◆アンダーユースB男子
1   小西桂(横浜市立早渕中)
2   髙島悠吾(松戸市立小金北中)
3   西田秀聖(大和郡山市立昭和小)
◆アンダーユースB女子
1   小島果琳(岐阜聖徳学園大付属中)
2   伊藤ふたば(盛岡市立東松園小)
3   曽我綾乃(川口市立幸並中)
◆ユースB男子
1   楢﨑明智(宇都宮市立旭中)
2   盛田康平(世田谷区立緑丘中)
3   久貝悠太(京都学園高)
◆ユースB女子
1   清水夏子(習志野市立第7中)
2   菊沢 絢(流山市南流山中)
3   戸田萌希(山梨市立笛川中)
◆ユースA男子
1   波田悠貴(埼玉県立久喜工業高)
2   緒方良行(福岡県立明善高)
3   飯田 譲(船橋市立船橋高)
◆ユースA女子
1   田嶋あいか(三重県立津高)
2   義村 萌(三重県立津東高)
3   野中生萌(日出高)
◆ジュニア男子
1   清水裕登(追手門学院大)
2   高田知尭(鳥取県体育協会)
3   佐々木 原(千葉県立千城台高)
◆ジュニア女子
1   三浦絵里菜(東北学院大)
2   坂井絢音(山村学園高)
3   原田朝美(長崎県立大村高)

 

   

   

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