リードジャパンカップ、男子は藤井快が初優勝、女子は野口啓代で7回目

文=北山 真 写真=山本浩明

3月2日、3日、千葉県印西市の松山下公園総合体育館でリードジャパンカップが開催された。

男子はトップ選手の数の増加が激しく、予選通過26名に入ることがまず大きな関門となる。緒方良行でさえ27位予選落ちという状況である。

男子準決勝では、楢崎智亜と田中修太の2名が完登。楢崎は核心などどこにもないという感じのあっという間の完登だった。

決勝では藤井快が淡々とまったくミスのないムーブで完登する。田中は中間部のダブルダイノで失敗。そして楢崎、やはりほとんどレストなしで最上部へ。さすがに最後のランジの前にはひと息入れるであろうとの予想を覆し、そのままランジへ。最終ホールドをつかみ損ねフォール、藤井の優勝が決まった。


男子は藤井快が初優勝

女子は低年齢の活躍が目立ち、予選両ルート完登は平野夏海(16)と谷井菜月(15)の2名。準決勝はいささか易しい内容で5名が完登、この中には前日14歳になったばかりの中川瑠の名前もあった。

決勝は8名中5名が10代となった。最年少は小池はな(13)。決勝ルートで最上部に達したのは野口啓代と森秋彩(15)のみ。ねらったホールドこそ違うが2名とも同成績という判定で、予選のカウントバック(野口3位、森5位)により野口の優勝となった。


女子は野口啓代が7回目の優勝


女子準優勝の森 秋彩


男女表彰台

 

男子

1 藤井 快
2 楢﨑智亜
3 清水裕登
4 楢﨑明智
5 杉本 怜
6 是永敬一郎
7 西田秀聖
8 田中修太

女子

1 野口啓代
2 森 秋彩
3 平野夏海
4 田嶋あいか
5 中川 瑠
6 谷井菜月
7 野中生萌
8 小池はな

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