衝撃のデビューから2ヶ月。トレーニングの成果はいかに!? 「NMB48白間美瑠」クライマー化計画@ワンダーフォーゲル第2弾解禁!

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前回「ワンダーフォーゲル4月号」で、本格的にクライミングデビューを果たした、アイドルグループ「NMB48」の白間美瑠(しろま・みる)さん。「ROCK&SNOW」誌でもおなじみの、講師役の東 秀磯(ひがし・ひでき)さんの指導のもと、カッコいいクライマーを目指す連載企画の第2回が、5月10日発売の「ワンダーフォーゲル6月号」に掲載されている。

前回までのいきさつを振り返ってみる

その時点での白間さんは、ジムで数回登ったことがあるというほぼ初心者の状態。撮影前はどうなることかと不安を感じたのだが・・・・・・

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いざ登りはじめてみると、初心者とは思えないスムーズで力強い登り。体幹が強く瞬発力もパワーもあり、ムーブを再現する能力も高い。東さんも「これはうまくなる!」と太鼓判を押す逸材であることが発覚したのだった。

あれから2ヶ月が経ち、その後の成長の様子が気になるところだ。

みるるんのファーストシューズ選びに密着!@カラファテ

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その前に、ワンダーフォーゲルでも簡単に紹介している、ファーストシューズ購入についてふれておこう 。

前回の撮影では、レンタルシューズを使用した。ちょうど撮影場所となったボルダリングジム「グラビティなんばB」でためし履き会が行われていた、ワイルドカントリーの「パーシアン」をお借りできたのだが、いつもレンタルシューズに、こんなに状態のいい(撮影に耐えられる程度にきれいな)ものがあるとは限らない。

とはいえ、クライミングシューズ選びは、初心者にとって非常に難易度が高い。はじめは、足に合うとはどういうことなのかすらわからないはずなので、「しばらくはレンタル、購入は少しクライミングに慣れてから」というのが定石だ。

白間さんも、当初はしばらくレンタルシューズで様子を見る予定でいたのだが、取材でのやりとりや登る様子を見て、「少し早いがシューズを買いに行ってみよう!」ということに。

そこで、東京目白のクライミングショップ「カラファテ」のジャック中根さんに、ファーストシューズ選びの指南をお願いすることにした。

まずはサイズと足型をチェック
みるるんは日本人離れした足型の持ち主だった!

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足のサイズは24.5 cm。身長160cmにしては少し大きめで、見てわかるように指が長く、幅がせまく厚みのないストレートな足型だ。何100人というクライマーの足を見てきた中根さんが特に驚いたのは、かかとの形。素足になったとたんに「おお!」と声を上げた。

「日本人は、アキレス腱の部分の食い込みが少なくて、かかとの出っ張りが小さい人が多いんだけど、こんなにかかとが発達していている日本人にはすごく珍しい。ヒールカップも合いやすいし、厚みもないから、欧米の靴は何でも履けますよ。」(中根さん)

周りのスタッフからも、「シューズ選び放題じゃん!」「うらやましい」、「欧米かっ!」などの声が飛び交う。

サイズと足型を考慮して、中根さんがいくつかのモデルを選び、それぞれに合わせてサイズやソックスの有無で調整を加えながら試着していく。

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初心者らしからぬ、シューズ感覚(?)の鋭さ。みるるん、おそるべし!

クライマーのみなさんに、自分がはじめてシューズを買ったときのことを思い出していただきたい。多くの人が、最初はモデルごとに何が違うのかなんて、それほどはっきりとはわからなかった、という記憶はないだろうか? 

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ところが白間さんは、違うモデルを履くと「あ、すごい。さっきのとまったく違う。めっちゃ面白い!」、「これはすごくフィットするけど、ゆるいところもある。さっきのは全体にキュッとフィットするから、さっきのほうがいい感じ」、「なんかつま先がずれてるかも」など、履きごこちをとても明確に表現する。もちろん、クライミングシューズの履き比べなんて初めてなのに。要するに感覚が鋭いのだ。

最終候補は3モデル。みるるんの記念すべきファーストシューズは?

「今まで履いた様子を見ると、これからいろいろなクライミングに挑戦していくことを考えて、この3つから選ぶのがいいと思います。どれも上級者も選ぶ機能的に優れたモデルだけど、ジムでも岩場でも使えるし、何かにかたよらずオールラウンドに使える。」 と、最終的に中根さんが候補に挙げたのは
・ファイブテン「アナサジプロウーマン」
・オーツン「オキシレディ」
・スポルティバ「オタキウーマン」
の3モデル。
「このなかで、履いていて痛くなくて、つま先で痛くなく立てて、自分が一番好きだと思うのはどれ?」 との問いに、白間さんは「これが1番」と即答した。

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それが、スポルティバ「オタキウーマン(37)」だ。

改めてこのシューズを選んだ理由を聞くと
「ほかのシューズは、はいているときは普通の靴みたいに楽なのに、つま先で立つと痛かったり、すごく楽だけどつま先立ちしにくかったりしたけど、これは、つま先立ちしてもぜんぜん痛くないし、足にキュってフィットする感じで、すごく登れそうな気がしたから。今日履いたなかで、一番気に入りました」と白間さん。

中根さんも、「この靴がまったく痛くないというのはすごい。とてもいい選択だと思います」と満足した様子だ。

そのほかの小物もゲットして、これでいつでも登りにいける!

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その後もチョークバッグやクライミングソックス、チョークなどを手に入れた。8b+のモンスターチョークバッグは「どれもかわいい」と最後まで決められず、最後はスタッフ全員の多数決で決定。
「めっちゃうれしい、すぐにでも登りに行きたい!」と、たのもしい言葉を残して、この日の買い物を終了した。

ところで肝心のクライミングの進展は?
2ヶ月の間にどれくらい上達したのか

ところが、そう簡単に事は運ばなかった。

この日から約1ヶ月、新しいシューズの履き心地はどうだろう? 順調に練習できているだろうか? と最近の様子を確認したところ、実は白間さんのクライミングには、最初にして最大の大問題が発生していたのだ。

ファンのみなさんを心配させたいわけではないが、クライマー的には、かなり深刻な問題なのだ。果たしてみるるんの身に何が起こったのか?そしてどうなる、みるるん!?

詳しくは【ワンダーフォーゲル6月号】でぜひお楽しみください!

PROFILE

白間美瑠(しろま・みる)
1997年10月14日生まれ、大阪府出身。女性アイドルグループ「NMB48」の第1期生として、2011年より活動を開始。愛称は“みるるん”。20thシングル「床の間正座娘」では自身3度目のセンターを務める。白間美瑠 ファースト写真集 (仮) 、 6月19日(水)発売。
twitter:https://twitter.com/shiromiru36
Instagram:https://www.instagram.com/shiro36run/

東 秀磯(ひがし・ひでき)
クライミング歴40年。IFSC国際公認ルートセッター。国内外の主要大会のルートセットのほか、クライミングウォールの設計・施工にも多数関わり、クライミング関連書籍、記事の執筆も多数。「ROCK&SNOW」誌にて「東 秀磯のクライミングラボ」連載中。5月26日に新刊技術書「スポーツクライミング教本」も発売された。

文=小川郁代 写真=杉木よしみ
協力=グラビティリサーチなんばB、グラビティリサーチなんば、コロンビアスポーツウェア ゴールドウイン(THE NORTH FACE)、カラファテ、スポルティバジャパン

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