ネパール・テンギラギタウ西壁、初登攀

ネパール・ロルワーリン地方の高峰テンギラギタウ(Tengi Ragi Tau 6938m)西壁に、アメリカ人ペアがアルパインスタイルで新ルートを拓いた(WI5 M5+)。テンギラギタウは2001年に解禁されたピークで、翌2002年12月、北海道隊が初登頂(南東稜)した山。アメリカのクライマーで山岳ガイドのアラン・ルソーとティノ・ヴィラヌエヴァの二人は、標高差1600mの西壁を4回のビバークをへて10月16日の早朝、山頂へ抜けた。

 

 
 
 
 
 
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二人は2012年、山塊北のサブピーク(Langmoche Ri 6611m)を初登し、北稜から本峰への縦走を試みたが敗退、2014年から西壁に的を絞っていた。岩と氷で構成される切り立った西壁には花谷泰広氏(2014年)や高柳傑氏(2017年)らのパーティもトライしていた。今年も同時期にフランス隊とスペイン隊が入ったが、スペイン隊は3度目の挑戦となるアメリカペアに挑戦を譲り、別ルートへ転進している。

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