楢崎智亜が2位、リードワールドカップ第6戦ウージャン

文=北山 真 写真=小澤信太

大詰めとなったリードワールドカップ2017。全8戦中の第6戦が10月7日、8日、中国・ウージャン(呉江)で開催された。日本からは男子7名、女子5名が参加した。

女子はあいかわらずヤーニャ・ガーンブレッ卜が強く、セミファイナル、ファイナルともにただ一人の完登で圧勝した。日本人は野口啓代のみがファイナルに出場、手堅く4位という好成績をあげた。

男子は今回の主役はステファノ・ギゾルフィ、セミファイナル1位、そしてファイナルを感動的な完登で締めくくった。

ファイナルをただ一人完登するステファノ・ギゾルフィ

日本人は楢崎智亜、是永敬一郎、緒方良行の3名がファイナルに出場。楢崎が4名のトップ選手が落ちたポイントを通過し、みごと銀メダルを手にした。

楢崎智亜

いよいよ2戦を残すのみとなり、気になるのは年間ランキングだが、女子はヤーニャ565と、2位ジャイン445の差が120ポイント、まだ決定はしていないが、今回の勝ちっぷりをみれば、ヤーニャに確定のランプが灯ったといえるかもしれない。
男子は1位ロマン440、2位ステファノ335でその差は105ポイント。こちらは最終戦までもつれ込むであろう。

なおスピード予選で楢崎が7’85”の日本人歴代最高と思われるタイムを出したが、ファイナルにはおよばず30位であった。

リザルト

男子

1  ステファノ・ギゾルフィ(ITA)
2  楢崎智亜
3  キム・ハンウル(KOR)
4 ドメン・スコフィック(SLO)
5 ロマン・デグランジュ(FRA)
6 チョン・ジョンウォン(KOR)
7 緒方良行
8 是永敬一郎
――――
10 藤井 快
21 樋口純裕
26 野村真一郎
32 渡部桂太

女子

1 ヤーニャ・ガーンブレッ卜(SLO)
2 キム・ジャイン(KOR)
3 ジュリア・シャヌルディ(FRA)
4 野口啓代
5 モリー・トンプソン・スミス(GBR)
6 白石阿島(USA)
7 ジェシカ・ピルツ(AUT)
8 アナク・ヴェルホーヴェン(BEL)
――――
14 大田理裟
15 義村 萌
20 森脇ほの佳
21 小武芽生

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