日本人のためのクライミングシューズ:満を持して登場したジャパンブランド。すべてオリジナルにこだわった日本人による日本人のためのクライミングシューズに注目! 日本人のためのクライミングシューズ:満を持して登場したジャパンブランド。すべてオリジナルにこだわった日本人による日本人のためのクライミングシューズに注目!

モニター利用者の声

Monitor's Voice #01 01

オールマイティに
高次元でこなすポテンシャル。
ここまでトウフックが効くシューズを
今まで履いたことがなかった!

PROFILE


山下博之さん(40代、男性)
・試した場面:[インドア]クライミングジムISARA 3時間 / [岩場]恵那、豊田 1/2~1/4の3日間
・クライミング歴:11年
・最高グレード:[インドア]初段 / [岩場]三段 

 正月休みを利用した恵那、豊田へのクライミングトリップで「TSURUGI」を試しました。
足入れはベルクロにしてはやや履きづらい印象。ただ一度履いてしまえば快適で馴染みもよく、3日間の連登で足がむくんだ最終日にも快適に履くことができました。

私のこのシューズに対する第一印象は、いかにもトウフックに効果がありそうな全面を覆うトウラバー。普段から課題によってシューズを変えていますが、フックが出てくる課題で積極的に使用しました。結果は期待通り、トウフックが抜群にいい。恵那の「ジェンガ」や豊田の「きりきり舞い」など、3Dでフックを使用する課題で大きな武器になると思います。

普段サイズ選びで一番大事にしているのがかかとのフィット感なのですが、ヒールカップの収まりは申し分なく硬さもちょうどいい。ただ、側面で掻き込み気味に掛けるには、ラバー部分の幅をもう少し広くするともっとよいのでは?と感じました。

フリクションに関しては、おろしたてをいきなり気温の低い岩場で履いたせいか、最初は滑る場面が何度かありました。最終日の午後にトライした「蛇の目(eグレード/初段) 」はスケールもあり、いかにも豊田らしいカチを繋ぐフェイス課題。序盤の大きめなフットホールドがスリッピーで、核心の遠いガバ取りの足もだいぶ悪そうでしたが、実際にトライしてみると最初の印象と違い、ソールがしっかりグリップするのを感じられます。核心の悪いフットホールドをしっかり踏み込むことができ、ラストを完登で締めくくれました。後日ジムでも履いてみましたが、指先が広いため、意識的に指先に荷重をかけないと滑ることがあります。これは私の足幅が比較的狭いのが起因しているのかもしれません。

岩場に行き始めた中級者に特におすすめのシューズです。履き心地がよいので初心者にも使いやすいですが、最初からこんな高性能なシューズを履いてしまうと、最低限の技術が身に付かないのかなとも思います。

>> CHECK POINT <<
  • ベルクロにしてはやや履きづらいが、履いてしまえば快適で馴染みやすい。
  • トウフックが抜群にいい。
  • かかとの収まりは良好で硬さもちょうどいい。

Monitor's Voice #02 02

強傾斜におけるかきこみ力は圧倒的。
ボルダーコンペならこの靴でできないことはほとんどない。

PROFILE


shikaさん(20代、男性)
・試した場面:[インドア]ウエストロック 6時間 / [岩場]御岳 10時間
・クライミング歴:3年
・最高グレード:[インドア]初段 / [岩場]二段 

「TSURUGI」を履いて一番感じたのは、強傾斜でのかきこみ力。靴の柔らかさ、広範囲のトウラバー、適度なダウントウ、ターンインのおかげで、リーチぎりぎりのムーブやデッド気味の動きで「あ、足が切れる」と思う場面でも、しっかり足を残すことができました。

足幅が狭くほかの靴ではかかとが余ってしまうので、普段は「ハイアングルWs」をメインで履いています。「TSURUGI」は日本人向けの幅広のラストということで不安でしたが、思ったよりも履き口のゴムがきつく「よいしょ」と力を入れる感じ。しかし履いてしまえばゴムが足全体を包み込んで、むしろちょうどよいフィット感。かかとの幅が狭いのでブレは感じません。幅広の人は少し履くのが大変でしょうが、足幅が狭い人から広い人まで幅広く対応すると思います。

トウラバーが広範囲でがっちりかかり、トウボックスが大きくソフトなので、足の甲で掴むようなトウフックができる。甲が少し高すぎる感じですが、もう少し履き込んで足になじんだらさらによくなると思います。

靴のソフトさに対してヒールは堅牢で、この手のソフトシューズにありがちな頼りなさがほとんどありません。小さいエッジにもかかるし、面でのヒールも申し分ない。ヒールを多用する御岳の「砂箱トラバースII(初段)」でも、岩にも当たり負けせず上半身を省エネする登りができました。

ソールはかなり柔らかく、足裏感覚もスメアの信頼度も高いのですが、厚みがあるせいか岩場のマイクロスタンスにも乗り込める。粘り気があり、御岳のようなチャートや石灰岩にはかなり向いている。花崗岩にはもっと硬い靴の方がよい気がします。

今後は、緩傾斜では硬めの「ハイアングルWs」、160度以上の強傾斜では柔らかめの「TSURUGI」といった感じに使い分けて行きたい。どちらかというとボルダー向きですが、インドアのリードなどでも使いたい。インドアのコンペなら、この靴でできないことはほとんどないと思います。

>> CHECK POINT <<
  • 履き口のゴムが足を包んで、細身の足にもフィット。
  • 足の甲で掴むようなトウフックができる。
  • 柔らかだがチャートのマイクロスタンスにも乗り込める。

Monitor's Voice #03 03

驚くほどのグリップ感と履き心地のよさ
細かいホールドにも立ち込める

PROFILE


まみさん(30代、女性)
・試した場面:[インドア]ピナクル2栄店 2時間、ティール 5時間
・クライミング歴:3年
・最高グレード:[インドア]4-5級 / [岩場]5級 

これまでずっとフラットなシューズを履いていて、友人からも「違うタイプの靴も履いてみなよ」と言われていました。「どこの靴がいいのかなぁ」とぼんやり考えていた時に、今回のモニター募集を知り、「日本人の足型」というところに魅かれて応募しました。

初めて「TSURUGI」を履いてホールドを踏んだ瞬間、これまでに感じたこのないグリップのよさに驚きました。足の向きを変える時にも、グリップを感じます。

履いたときの感覚は、日本人の足型に合わせて作られただけあって、かかとのフィット感、ホールド感がよくしっくりきます。足の掻き込みがしやすく、ヒールのかかりもいい気がしました。

ところがはじめてのターンイン、ダウントウの感覚に慣れることができず、イマイチどこに乗っているのかが掴めず、とくにハリボテなどの面にうまく乗ることができませんでした。短い時間だったので思うように登れない課題も多くありましたが、もう少し履きこんで慣れていきたいと思います。課題や状況によってフラットなタイプと使い分けるのもいいかと思います。

ただベルクロなのにスリッポンのようなつくりで、少し足が入れにくかったです。ベルクロで締め付けることができるのなら、入り口は大きく開くようにしてほしいです。

これまで履いていたシューズは、足裏感覚抜群のゆるーい靴なので、小さなジブスや結晶に乗ると痛みを感じていましたが、「TSURUGI」ではジブスにも心置きなく乗れました。モニター期間に外岩には行けませんでしたが、痛くて乗れなかったあの岩に、もう一度行きたいと思います。ダウントウも使いこなせるようになって、ステップアップしていきたいと思います。

>> CHECK POINT <<
  • グリップ感は○。ジブスにも立ち込める。
  • フィット感がよくしっくりくる履き心地。
  • 足入れについては改良の余地あり。

Monitor's Voice #04 04

快適な履き心地とフィット感、
そしてバランスの取れた機能性。
私のクライミングをより楽しいものにしてくれたシューズ。

PROFILE


ばしこさん(10代、女性)
・試した場面:[インドア]愛媛クライミングジム itte 、愛媛大学クライミングウォール 5時間 / [岩場]王子が岳、矢掛ボルダー 7時間
・クライミング歴:9か月
・最高グレード:[インドア]3級 / [岩場]4級 

届いたシューズを見たときに、写真で見るよりもデザインや配色がかわいくて、すぐに気に入りました。さっそく履こうとしましたが、いつものサイズではかかとが入らず、ハーフ大きいサイズを、ビニール袋を使って履きました。いったん足が入ってしまうと、今までのシューズに比べてフィット感と快適さがとびぬけていい事に驚きました。私は足の幅が広く、シューズがなじむまでいつも痛みと窮屈さを感じるのですが、足先までしっかり指が入っているのに痛くない。何分も履いたまま課題にトライすることができました。

このシューズはトウがいいと聞いていたので、以前からクリアできなかったトウフック課題にトライ。すると今までは外れていたトウがばっちり効いて、楽に登ることができました!
ヒールフック課題では、かかとのフィット感がよく今までのようなパコパコ感がないので、ヒールで乗り込む感覚がしっかりあります。ヒールカップが細いので、いままでのシューズでは入りきらなかったところにしっかりかかるのもよかったと思います。

またハリボテの乗り込みやスメアをするとき、ソールがホールドに吸い付くような感覚があり、高い位置への足上げや傾斜壁での足置きがとても楽になりました。薄いカチやジブスを踏めている感覚もしっかりあります。外岩でも試しましたが、花崗岩の粒にも乗り込め、いつも足を信じてつま先に乗り切ることができなかったのですが、このシューズはそんなジレンマを解決してくれました。

このシューズを履いたことでムーブの引き出しが増え、尊敬する先輩方に褒めていただいたり、外岩に誘っていただいたりする機会も増えました。このシューズは、私のクライミングをより楽しいものにしてくれました。今まで経験したことのないほど、快適な履き心地とフィット感、そしてバランスの取れた機能性は、もう手放せません。

もし買おうか迷っている方がいれば、ぜひ一度試し履きをしてほしいです。

>> CHECK POINT <<
  • 抜群のフィット感で安定してムーブが起こせる。
  • ホールドに吸い付くようなフリクション。
  • デザインやカラーがかわいくて使うほどに愛着が増す

Monitor's Voice #05 05

最大の武器は狙ったところに
点でかけられるヒール。
「滑る気がしない」フリクション抜群
のシューズ。

PROFILE


川又玲瑛さん(10代、男性)
・試した場面:[インドア]マウンテンクリフ 4時間 / [岩場]神戸ボルダー 6時間
・クライミング歴:6年
・最高グレード:[インドア]四段 / [岩場]四段 

総合的に見て「TSURUGI」はとてもよいシューズだと思います。今までいろいろなシューズを履いてきましたが、どこかがとても合っていてもほかの部分がまったく合わないということが普通なのですが、全体的にすばらしいフィット感で形状の癖も強くなく、多くの日本人の足型に合うと思います。他のシューズと同様に最初の足入れは慣れないが、何回か使用することでかなり履きやすくなりました。

今回神戸ボルダーで使用しましたが、石灰岩のこの岩場にとても合っていると感じました。どの課題も細かい足使いが重要ですが、ランジの踏切でとても距離が出せたこと、「電池切れ(二段)」の見えづらい位置にあるヒールフックを掛けるパートで、「ヒールより先に手が外れた!」というくらいバッチリとヒールがかったことに驚きました。ヒールカップが小さくフィット感が高いため、狙ったところに点でかけられるのが、このシューズの最大の武器だと思います。

またハリボテの乗り込みではまったく滑る気がしないほどフリクションがよく、苦手なスラブの立ちこみでも非常に使いやすいと感じました。小さなフットホールドへのヒールフックや乗り込みに優れているので、今後も岩場でぜひ使いたいと思います。

事前の情報ではもっと柔らかいと思っていましたが、想像より硬めでした。個人的にはもうちょっと柔らか目が好み。トウも剛性が高すぎ(もう少したわませられるほうが好み)でしたが、大人の体重ならちょうどよいのではないでしょうか。

ちなみに、今回使用したサイズは25㎝。足の実寸は右25.5㎝ 左25㎝ですが、右は少し攻めすぎでした。全体的にハイレベルな作りで満足感が非常に高いシューズでした。今後も更なるブラッシュアップ期待しています。

>> CHECK POINT <<
  • 狙ったところに点でかけられるヒールの精度が強み。
  • 「滑る気がしない」抜群のフリクション。
  • スラブにもマイクロホールドの立ちこみにも威力を発揮。

Brand History

[浅草クライミング]
アパレルシューズの企画開発や製作に携わった都筑理氏が、シューズのコンサルティングなどを行なう会社「bloom of beauty」を設立。事業のひとつとして、新たにクライミングシューズの開発・製作を開始し、生まれたブランド。「浅草クライミング」というブランドネームには、靴の地場産業が盛んな「靴の街」として知られ、同時に日本の観光名所でもある浅草のように、日本を代表するシューズブランドになってほしいとの思いが込められている。

ホームページ:http://asakusa-climbing.com/
facebookアカウント:https://www.facebook.com/asakusaclimbing/