ロープを使ったクライミングをやってみよう(2)

ルートでのクライミングはボルダリングに比べて高さがあるので、間違った登り方をすると大ケガをすることも。事故を防ぐために以下のことを守りましょう。

トップロープでの注意点

ハーネスは正しく装着

ねじれがないかよく確認して、確実に装着する。ウエストベルトは、ベルト穴に折り返すのを忘れないように(最近は折り返しが不要なモデルもある)。

 

  • ロープを正しくつける


     
    ジムでトップロープをするとき、ロープはハーネスのビレイループに安全環付きカラビナ2枚で取り付ける。このとき、カラビナのゲートが互い違いになるように(ジムによって異なることも。ジムの指示に従って)。

  • ロープをギアループにつけない


     
    ハーネスの横や後ろについているギアループは、ギアをかけるためのもの。ここには絶対にメインロープをかけてはいけない。墜落したときに強度が足りず、ループがちぎれてしまう。。

  • ヌンチャクにぶら下がらない


     
    登れないときは藁をもつかむ心境になるもの。でも、落ちそうだからといってヌンチャクをつかむのはNG。この状態で足を滑らせたら、手をケガをする可能性がある。そのようなときはビレイヤーにロープを張ってもらい、ハーネスに体重を預けるようにしよう。

  • ロープの内側から手を出さない


     
    登っているときは、基本的にロープが両腕の間にあるように。腕にロープがかかっていると、落ちたときの衝撃で腕とロープが擦れ、やけどをする恐れがある。

  • ロープをつかんで登らない


     
    苦しくなると、初心者はついロープをつかんで登りたくなる……。ロープをたぐって登ると、ハーネスとの間にタルミができ、落ちたときに危険。

 

ビレイについて

ビレイについて
 
ビレイヤーはクライマーが墜落してもケガをしないように、責任をもって安全を確保します。
 
クライマーの命を預かる役割といっても過言ではありません。間違った確保の仕方では重大な事故につながることも。未経験者はいきなりビレイをせず、必ず事前にインストラクターによる講習を受けましょう。

 

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