クライミングを通して地域社会に貢献、茨城県大子町が「地域おこし協力隊」を募集

人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を誘致し、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とする「地域おこし協力隊」という活動が全国で実施されている。この取り組みのなかで、クライミングウォールのある茨城県大子町ではクライミングを通した地域の活性化が行なわれている。

3年前にスポーツ振興くじ助成金を受けて、ボルダリングウォール4面と高さ10mのルートクライミングウォールを町内に建設した。地域の子どもからお年寄り、観光客が気軽に利用できる体育館併設施設になっていて、今年度はクライミングを地域スポーツとして普及するために、ジュニアクラブの立ち上げやボルダリング講習会が「地域おこし協力隊」で開始された。

20141207_news_chiiki大子温泉やみぞ体育館内にある高さ10mのルート壁2面とボルダリング壁

このクラブには約30名の小中学生が在籍しており、クライミング元ジュニア日本代表の長谷川美玲が指導にあたる。外遊びの機会が多い大子町の子ども達は身体能力がとても高く、5年後に開催される茨城国体へ、大子町から出場できる選手を育成することを目標としている。

2014年12月、茨城県大子町は来年度の「地域おこし協力隊」の募集を開始した。「クライミングを通して地域社会に貢献したい」また、「都会を離れて地方で生活したい」「人とのつながりを大切にして生きていきたい」と興味のある方は、平成27年1月25日の現地説明会に参加してみてはどうだろうか。

詳細は下記のほか、募集要綱は大子町公式ホームページ「平成27年度大子町地域おこし協力隊募集ページ」へ。

[現地説明会]
応募を検討している方を対象とした現地説明会。日程の都合等で参加できない場合は相談可。
日程:平成27年1月25日(日)予定
集合/解散:JR常陸大子駅 10:50集合/17:30解散
参加費:無料(昼食付き。ただし,常陸大子駅までの交通費は各自負担。)

[平成27年度大子町地域おこし協力隊募集概要]
募集人数:4人(クライミングウォールやみぞの利用促進枠が1人)
任期:平成27年5月1日から平成28年4月30日まで
   クライミングウォールやみぞの利用促進枠の業務については平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
  (ただし,活動状況を勘案して,最長3年間を限度に再任することができる。)

問い合わせ先:
〒319-3526
茨城県久慈郡大子町大子866 大子町役場まちづくり課
TEL:0295-72-1131 / FAX:0295-72-1167

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