女子は野口啓代が日本一を奪還、男子は藤井快が初優勝! ボルダリングジャパンカップ2016 (2)
勝因となった決勝第4課題を登る藤井快
参加人数94名の男子予選は、A・Bグループで課題の難しさに差があったようだが、Aグループでは藤脇祐二(3完登)が、Bグループでは緒方良行(5完登)がトップ通過した。準決勝では、昨年の覇者、世界レベルの杉本怜が強く、ただ一人の全4完登で1位通過した。
そして決勝、昨シーズンワールドカップランキング日本人最高である7位の成績を残している藤井快が魅せた。競技順が1番というのがプレッシャーがなく良かったのかもしれない。決勝成績のキーとなる第4課題を2トライ目に完登。続くその後の4選手は、この課題を登ることができない。そして最後に杉本が登場、気迫の6トライで完登はするものの、時すでに遅しであった。
藤井の優勝により、ボルダリングジャパンカップ男子のジンクス「同じ選手の2度の優勝はない」は守られた。
キョーリン製薬グループ presents ボルダリングジャパンカップ2016 リザルト
◆男子 1 藤井 快(東京都) 2 杉本 怜(北海道) 3 山内 誠(神奈川県) — 4 石松大晟(埼玉県) 5 渡部桂太(三重県) 6 堀 創(東京都) |
◆女子 1 野口啓代(茨城県) 2 加島智子(埼玉県) 3 野中生萌(東京都) — 4 伊藤ふたば(岩手県) 5 渡邊沙亜里(福岡県) 6 田嶋あいか(三重県) |
ボルダリングジャパンカップ歴代優勝者
◆男子 第1回 茂垣敬太 第2回 村岡達哉 第3回 渡辺数馬 第4回 杉田雅俊 第5回 堀 創 第6回 清水 淳 第7回 新田龍海 第8回 安間佐千 第9回 山内 誠 第10回 杉本 怜 第11回 藤井 快 |
◆女子 第1回 野口啓代 第2回 野口啓代 第3回 野口啓代 第4回 野口啓代 第5回 野口啓代 第6回 野口啓代 第7回 野口啓代 第8回 野口啓代 第9回 野口啓代 第10回 田嶋あいか 第11回 野口啓代 |