伊藤仰二、佐藤裕介、宮城公博トリオ、32日かけて厳冬期の黒部横断

伊藤仰二、佐藤裕介、宮城公博からなるギリギリボーイズの3名が、2月3日~3月2日までの32日をかけて、厳冬期の黒部を横断した。メインの目標であった剱沢大滝右岸のトサカ尾根末端壁、通称・ゴールデンピラーを無事に完登している。

2月3日に長野側の大谷原から入山した彼らは、赤岩尾根から鹿島槍を登り、牛首尾根を十字峡に向かって下り、天候判断のため牛首尾根に掘った雪洞で19日間停滞。その後、天候のめどがついたため、十字峡を渡渉して超え、トサカ尾根末端壁(ゴールデンピラー/11P 380m Ⅵ) を完登して、黒部別山北尾根、真砂尾根、別山尾根経由で31日目に剱岳に登頂、早月尾根から下山している。

黒部横断31日目。ついに剱岳山頂に到着しました。現在、一応の安全圏である早月小屋です。

佐藤 裕介さんの投稿 2016年3月3日

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