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世界ユース選手権2016、中国・広州で開催【1】
文=北山真 写真=鈴木友希、安井博志
リードウォール全景
11月7日~13日、中国・広州でクライミング世界ユース選手権が開催された。
年ごとにユース選手のレベルは高くなり、特に女子においては有名選手の目白押し状態。ライフルで5.14cに成功しているアメリカのマーゴ・ヘイズ、世界ランキング1位のスロベニアのヤーニャ・ガーンブレット、ルート(5.15a)、ボルダー(V15)ともに女性最難を達成しているおなじみの白石阿島、父母ともに世界チャンピオンという血統書つきブルック・ラブトゥ(アメリカ)、先日5.14dに成功したイタリアのローラ・ロゴラなど、大人顔負けのスター選手が多数出場している。
日本人でただ一人優勝を決めた土肥圭太
日本からは女子15名、男子14名の選手が参加。リードで5つ、ボルダーで4つのメダルを獲得した。
ユースA男子ボルダーでは土肥圭太が、9aを登る実力者アメリカのカイ・ライトナーを制し、みごと金メダルに輝いた。前出の白石、ラブトゥ、ロゴラといった実力者がひしめくユースA女子ボルダーでの、伊藤ふたばの逆転2位入賞も印象的だった。金メダル確実と思われていた野中生萌は課題との相性が悪く、まさかの4位となった。
後半は連日大雨となり、男子ボルダーは予選がキャンセルとなり、翌日、全員によるセミファイナルという異例の措置となった。当然完登は少なく、ジュニアにいたっては60選手中ゼロ完登が41名と言う結果となった。



