第12回ボルダリングジャパンカップ2017。女子はユースの伊藤ふたばが初優勝、男子は藤井快が2連覇(2)

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決勝4課題目 一撃で完登の藤井快。優勝を確信して感極まる

男子予選は珍しくやさしめで、A,B両グループで15名が全5完登。楢崎智亜、藤井快、杉本怜、堀創などの本命勢も全完登した。

予選のリザルトを反映してか準決勝はぐっと厳しくなり3完登が9名のみ。杉本と楢崎の弟、明智が4アテンプトで1位通過。優勝候補筆頭、世界チャンピオンの楢崎智亜は9アテンプトをついやしてしまい。まさかの準決勝落ちとなった。

さらに厳しくなった決勝。第1課題こそ4名が完登したが、第2課題、第3課題と完登者なし。そして最終課題。幕切れはあっけなかった。暫定1位の渡部桂太が失敗、そこまで2位につけていた藤井が1回目に完登。残る選手が一撃しても藤井にはとどかない。この時点で藤井の優勝が決定した。

藤井は昨年に続く2連勝。そして11年にわたって守られていたBJC男子のジンクス“同じ選手の2度の優勝はない”がついに破られることとなった。

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来場者で一杯になる観覧席。選手のパフォーマンスに声が上がった

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