映画『谷口けいからの贈りもの』が第10回ウルサンウルジュ山岳映画祭で、アジアコンペ部門でNETPAC賞を受賞。

映画『谷口けいからの贈りもの』が第10回ウルサンウルジュ山岳映画祭で、アジアコンペ部門NETPAC賞を受賞した。この山岳映画祭は9月26日から30日までの5日間、韓国蔚山広域市蔚州郡で開催されていた。

ネットパック賞は、アジア映画振興機構「ネットパック(The Network for the Promotion of Asian Cinema, NETPAC)」が、アジア地域の優れた映画作品に授与する権威ある賞。「『谷口けいからの贈りもの』は、個人的なアーカイブ映像を巧みに用い、謙虚で無私の行為に満ちた旅の姿を、誠実かつ真摯に描き出している。」との評価から受賞に至った。


写真=松原保

このアジアコンペ部門のほか、国際コンペ部門もあり、世界各国の山岳映画が出品され、ラインホルト・メスナーなど著名な登山家もゲストとして参加していた。最終日に行なわれた授賞式では、監督の戸澤敏子が登壇し、受賞の喜びとともに、制作スタッフや出演者への感謝の言葉を述べた。

本サイトで、以前告知した通り『谷口けいからの贈りもの』は8月30日に山梨県甲斐市で特別上映会が行われていた。

なお、田部井淳子を描いた阪本順治監督『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、本映画祭で観客賞とユース審査員賞を受賞した。

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