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リードジャパンカップ2026、森秋彩が7連覇達成、男子は鈴木音生が初優勝
LJC2026を制した鈴木音生(左)と森秋彩
写真=山本浩明 文=編集部
3月7日(土)、8日(日)、DMG MORIアリーナ(三重県伊賀市ゆめが丘)でリードジャパンカップ(LJC)が開催された。DMG MORIアリーナはクライミング3種目の室内壁を擁する国内屈指の規模を誇る。昨年に続き2度目の会場となった。
7日予選。男子54人、女子50人が出場。女子はLJC 6連覇中の森秋彩がただ一人、2ルートとも完登し、力の差を見せつけた。小池はなが1ルート完登の健闘を見せ、2位に。ボルダーの女王・野中生萌は15位で通過。男子は鈴木音生、安楽宙斗、小俣史温というリードコンペの常勝3人が1ルートを完登。厳しめの2本目は、ともに最終局面まで駒を進めるものの完登に至らず、2手差で鈴木が首位に。
8日午前、男女各24人による準決勝。ワイドな壁を大きく使い、ルートは縦横に展開する。男女ともに最上部に抜けるポイントで決勝進出の成否が分かれる。男子は安楽が1歩先んじ、鈴木、小俣が追う格好に。女子は、森が最上部のシビアなトラバースを粘りに粘って最高到達点に踊り出ると、観客は固唾をのんで完登を見守る。森は2025年大会で予選・準決勝・決勝とすべてを完登、その連続記録がかかっていた。ゴールまで数手残して痛恨のフォール。しかし場内のどよめきは、すぐに大きな拍手に変わった。
午後の決勝は男子から。手数の少ないダイナミックなルートは、中盤の強傾斜をキャンパシングでトラバースすると、最終面で細かい手が続く。小俣がまずゴール数手下まで迫り、鈴木が同高度に並ぶ。完登の期待が高まるなか、最後に安楽が登場。しかしキャンパシングのあとの高度でリズムが乱れ、まさかのフォールを喫する。結果、小俣とのカウントバックで鈴木の初優勝が決まる。
ワールドカップですでに優勝経験のあるリードのスペシャリストだが、「年に一度の国内大会で、国際大会の代表権がかかるジャパンカップは緊張感、メンタル面での強さも試される。今年は真剣に優勝を狙って練習してきたのでうれしい」。
初優勝、鈴木音生
2位、小俣史温
3位、安楽宙斗
女子決勝もアクロバティックなムーブが続くボルダー要素の高い課題。半数の選手が中盤のランジで振り落とされた。
最初にここを突破したのは2番手で登場した野中。ランジを鮮やかに決めると、最上部までの蛇行するハードなパートも手数を延ばし、森の連覇を脅かす。6番手の小池も奮闘するが、タイムアップで野中に及ばず。
最後に登場した森は「長いルートなのでリズムよく登る必要があった」の言葉どおりスピーディな登りでランジも確実に決め、最上面に到達する。悪いホールドに耐えながらじわりじわりと進み、終了点直下へ。最後は赤いトップホールドをぐっとにらみ、ジャンプ。完登こそならなかったがLJC7連覇という偉業を目撃した会場は大いに沸いた。
優勝、森秋彩
2位、野中生萌
3位、小池はな
リザルト
| <男子> | ||
| 1 | 鈴木音生 | 34+ |
| 2 | 小俣史温 | 34+ |
| 3 | 安楽宙斗 | 33 |
| 4 | 村下善乙 | 28 |
| 5 | 百合草碧皇 | 26+ |
| 6 | 西尾洸音 | 22+ |
| 7 | 藏敷慎人 | 22 |
| 8 | 濱田瑠誠 | 5 |
| <女子> | ||
| 1 | 森 秋彩 | 48+ |
| 2 | 野中生萌 | 39+ |
| 3 | 小池はな | 39 |
| 4 | 小田菜摘 | 35+ |
| 5 | 中川 瑠 | 27+ |
| 6 | 青栁未愛 | 27+ |
| 7 | 張替夢乃 | 27+ |
| 8 | 小武芽生 | 27+ |
