ボルダリングジャパンカップ、石松大晟、野中生萌が初優勝

文=北山 真 写真=山本浩明

1月26日、27日、駒沢オリンピック公園屋内球技場で、第14回ボルダリングジャパンカップが開催された。

女子ファイナルへは、常連である野口啓代、野中生萌、伊藤ふたばに加え、平野夏海、倉菜々子、中村真緒が進んだ。中村はセミファイナルをただひとりの3完登、1位でのファイナル進出となった。


セミファイナルの中村真緒

ファイナルでは常連が底力を発揮し、新人達はゼロ完登となった。3課題を終了した時点で、野口、野中、伊藤がいずれも2完登。息詰まる戦いは最終第4課題にもつれ込んだ。野中がまず3トライで完登、続く野口が同じく3トライで完登、伊藤は完登ならず。野中か野口か? 結果はゾーンポイントの獲得数で勝る野中の初優勝となった。


女子優勝の野中生萌


女子表彰台。左から野口啓代、野中生萌、伊藤ふたば

男子セミファイナルは非常に厳しい内容で、20名中13名がゼロ完登、6名が1完登であった。楢崎智亜がただひとりの2完登で1位通過。

そんなセミを受けて、ファイナルはややマイルドにしたようで、ほとんどの選手が2完登。楢崎は6名中4名が完登している第1課題でつまずく。そんな中、石松大晟がただひとり3完登する。誰も登れていない第4課題で、劇的な楢崎の逆転も予想されたが、ゾーン獲得のみに終わり、石松の初優勝が決まった。


男子優勝の石松大晟


男子表彰台。左から楢崎智亜、石松大晟、土肥圭太。

男子

1 石松大晟(Base Camp)
2 楢﨑智亜(TEAM au)
3 土肥圭太(平塚中等教育学校)
4 村井隆一(千葉県山岳連盟)
5 杉本 怜(マイナビ)
6 藤井 快(TEAM au)

女子

1 野中生萌 (XFLAG)
2 野口啓代(TEAM au)
3 伊藤ふたば(TEAM au)
4 平野夏海(国士舘高等学校)
5 倉菜々子(安城学園高等学校)
6 中村真緒(青山学院大学)

関連リンク:第14回ボルダリングジャパンカップ リザルト

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