リードワールドカップ第4戦、原田海が銀メダル

文=北山 真 写真=Eddie Fowke/IFSC

世界選手権、ユース世界選手権で中断していた、リードクライミングワールドカップの後半戦が開始。第4戦は9月28日、29日、スロベニア・クラニで行われた。

日本人男子では原田海が予選1位、セミファイナル3位から、非常に厳しいルートとなったファイナルで上部に達し、暫定1位となった。しかし別次元の力を持つアダム・オンドラはこの難ルートを完登、原田は2位となった。


準優勝した原田海

女子では森秋彩が予選をただ一人2ルート完登で単独1位、セミファイナルでも1位と絶好調であったが、ファイナル中間部の、ダイナミックムーブが連続するパートでフォールしてしまい5位となった。


森秋彩は5位に

女子セミファイナルでは常勝ヤーニャ・ガーンブレットが、地元のあまりにすごい応援がプレッシャーとなったか、彼女にとってはなんの問題もないはずの左手の”飛ばし”に勢いがなく失敗、まさかのセミファイナル敗退となってしまった。

韓国のソ・チェヒョンは、15歳とは思えない安定した登りで今季3勝目、ガーンブレットが13位となったため、年間チャンピオンに大きく近づいた。


男子表彰台、左から原田海、アダム・オンドラ、アルベルト・ヒネス・ロペス


女子表彰台、左からジェシカ・ピルツ、ソ・チェヒョン、ルカ・ラコヴェック

男子

1 アダム・オンドラ(CZE)
2 原田 海
3 アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)
4 ショーン・マッコール(CAN)
5 藤井 快
6 ステファノ・ギゾルフィ(ITA)
7 ヤコブ・シューベルト(AUT)
8 マーチン・ストラニク(CZE)
ーー
9 杉本 怜
22 本間大晴

女子

1 ソ・チェヒョン(KOR)
2 ジェシカ・ピルツ(AUT)
3 ルカ・ラコヴェック(SLO)
4 アナク・ヴェルホーヴェン(BEL)
5 森 秋彩
6 平野夏海
7 ミア・クランプル(SLO)
8 小武芽生
ーー
23 伊藤ふたば
24 廣重幸紀  

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