リードワールドカップ第5戦中国・アモイで本間大晴が銀メダル

文=北山 真  写真=Eddie Fowke/IFSC

大詰めとなったリードクライミングワールドカップシリーズ2019第5戦、中国・厦門(アモイ)大会で本間大晴(20)が、初の表彰台で銀メダルを獲得した。楢﨑智亜が銅メダル、女子では野口啓代が銀メダルとなった。


銀メダルを獲得した本間大晴

優勝はアダム・オンドラと韓国のソ・チェヒョンで、どちらも最終戦を待たずに年間チャンピオンに輝いた。


男子表彰台(左から本間大晴、アダム・オンドラ、 楢﨑智亜)


女子表彰台(左から野口啓代、ソ・チェヒョン、キム・ジャイン)

大会は全体に同着が多く、女子セミファイナルではなんと16名が同じ場所(甘いピンチへのデッド)で落ちた。これは史上最大のタイかもしれない。森秋彩もこの中に入ったが、予選トップなので通過。男子もアダム・オンドラを含む9名が上部の同じ場所でフォール。ここを抜け出したのは原田海のみであった。日本人は男子4名、女子3名がファイナルへ進み、多くの選手が好成績を残した。

なお、同時に開催されたスピードクライミングワールドカップで、インドネシアのアリエス・スサンティ・ラハユーが6秒99をマーク、男子の5秒台に続き、女子もついに6秒台時代に突入した。


女子スピードで優勝したアリエス・スサンティ・ラハユー

男子

1 アダム・オンドラ(CZE)
2 本間大晴
3 楢﨑智亜
4 原田 海
5 アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)
6 楢﨑明智
7 ジェシー・グラッパー(USA)
8 ショーン・ベイリー(USA)

女子

1 ソ・チェヒョン(KOR)
2 野口啓代
3 キム・ジャイン(KOR)
4 ヤーニャ・ガーンブレット(SLO)
5 谷井菜月
6 ルカ・ラコヴェック(SLO)
7 ジャン・ユェトン(CHN)
8 イェヴゲニア・カズベコワ(UKR)
9 森 秋彩

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