橋本今史、小川山のメランジ 5.14cを完登

2020年11月23日、橋本今史が小川山・マラ岩のメランジ(5.14c)を登った。4年、15日間のトライ。小山田大、松島暁人、新田龍海、小澤信太、是永敬一郎、村井隆一に続く第7登。ホールド欠損後では第4登になる。

「本日小川山のメランジが登れました!クライミングを始めた高校生の時に買った100岩トポにあったこのルート。国内最難や5.14の想像もできない世界に心惹きつけられアンダーラインを引いたのを今でも覚えています。自分の手数でクリップ込みで20手、140度の前傾壁をほとんどレストできずに登る非常にボルダー要素の多いこのルート。4年前に初めてトライをし、このシーズンで後1手まで迫りましたが結局仕留める事ができず次に向けてとトレーニングに励んできました。

しかしそのトレーニング中にメランジの肝となる右肩の腱を切ってしまい手術するに至り、かつ指の故障もあり、ここ数年は思うように通えていませんでした。指や肩のリハビリついでにここ最近はクラックやマルチ、スポートを中心に自分の苦手意識のあったルートクライミングでの所作やメンタルコントロールを一からやり直し、そこで身についたリード力を武器に今回完登するに至りました。この寒い中、ビレイや撮影に付き合ってくれた仲間たちに感謝」

>> グレード比較表


写真=窪田健一郎

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