大木輝一、城ヶ崎のMars 5.14aを第4登


写真=萩原 悟

2021年2月9日、大木輝一が城ヶ崎・海亀エリアのルーフクラック、Mars 5.14aをレッドポイントした。トライは5日間。故・吉田和正(1989年)、佐藤裕介(2010年)、平山ユージ(同)に続く第4登。レッドポイントは平山に続き二人目。

大木は12月には二子山の乾杯(5.14b)に、1月には行縢山広島ルート大ハングのフリー化(5.14b、ロクスノ次号に掲載)に成功と、このところ絶好調である。

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— 立ちあがりながら、ぼくは叫ぶ。
何度も叫ぶ。めまいがおきそうだ(吉田和正 岩と雪134号)
— オールナチュラル、波の上でハンギングビレイ、回収はエイドダウン、途中でのロワーダウンは不可、それらの障壁を差し引いて余りある素晴らしい内容を、このルーフクラックは持っている。(中略)このルーフに込められた情熱のかけらが消えてしまうほど、日本のクライミングは浅くないと思いたい
(杉野保、ROCK&SNOW024号)

「これらの文章から伝わってくる2人の情熱や想いにどうしても応えたくてトライを始めました。情熱を繋いでいくことが出来てとても嬉しいです」

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