[埼玉県]ボルダリングサイト ビースリー春日部 -Bouldering site B3 Kasukabe- (1)

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2015年10月、埼玉県に『ボルダリングサイト ビースリー春日部』がオープン。名前を聞いて「オープンというより、復活!?」とピンときた人もいるでしょう。そう、ボルダリングジムの草分け的存在であった千葉県流山『B3 Bouldering Site』が2年の歳月を経て、形をかえてリスタートをきりました。 

――佐川さん
「今はいろいろなジムのスタイルがあって、それぞれに良さがある。規模や場所、壁の形状、スペースの使い方。ゼロから自分のジムを作るわけだから、選択肢が沢山あって、ひとつに決めるのは難しいですよね。

ただ、僕がやりたいジムは?と考えたとき___自分の目がゆきとどく規模のジムで、『B3』の要素も残したかったし、都会の喧騒よりはのんびりな雰囲気、地元である春日部をベースにするのははっきりみえていました。」
 
前身である『B3』の利用者で『ビースリー春日部』のオーナーである佐川さんは、そう考えて、この物件を決めたそう。そんなジムに備えられた壁は、職人さんが丁寧に作ったオーソドックスなスタイルの壁。高さは4.5mあって、85度のスラブから最大傾斜135度の壁がL字に5面、一定間隔に並んでいます。決して派手ではないけれど、どっしりと構えた壁にはバリエーション豊かで、面白みのある課題がセットされています。

――佐川さん
「私は、基本的にボルダリングをやってみたいという人は誰でも来てほしい。子供からリタイヤした人まで。前の『B3』がそうだったように、決まりやグレードとかに捕らわれないで楽しめる場所として定着してもらえたら良いですね。

自分で課題の設定もできるので、お客さんのレベルや体のサイズをみながら、どんどんセットは変えていくつもりです。そうしていくなかで、100人に一人でもいいので、新しい『ビースリー』から長くクライミングを楽しんで、長くクライミングに向き合ってくれる人が出てきたら嬉しいかな。ジムにとどまらず、外岩にも行きたいと思っています。」

 

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90年代、クライミングといえばルートが主流であった時代に、ボルダリングの練習場として開業。壁は手練りホールドに埋め尽くされていた。
 
冷暖房がないため、夏は暑く冬は寒い。水道すらないため「内岩(うちいわ)」と表現されることもあった。自己申告で使用料金をポストに入れるシステム。
 
2013年11月、利用者が減り、惜しまれつつも廃業。

 

 

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