大堂海岸

【概要】 大堂海岸は足摺岬より更に西に位置する、まさに最果ての地と呼ぶにふさわしい岩場である。

ルートの大部分はクラックであり、ポピュラーなルートの終了点を除いて、残置物はほとんどない。岩場は南向きで白い花崗岩の照り返しがきついことから、風がなければ冬でも暑いほどである。

大堂海岸の開拓は1980年代に高知、松山、宇和島のクライマーによって始められ、その後、内藤直也、北山真らによりルートが追加された。

最近も地元クライマーによるルートの追加が行われているが、簡単なラインを含めるとルートは無数に取れると言っても過言ではない。

この岩場の特徴

  • ボルダリング

    ボルダリング

  • リード(ボルト)

    リード
    (ボルト)

  • リード(クラック)

    リード
    (クラック)

  • マルチピッチ

    マルチピッチ

  • トップロープ限定あり

    トップロープ
    限定あり

地域 四国 エリア 高知県
区域 高知
100岩場N0. 87
シーズン 11月~3月
岩質 花崗岩 傾斜 80~100度
ルート数 88本以上
駐車場GPS -
場所 高知県幡多郡大月町
アクセス 車の場合、高知自動車道の須崎東ICから国道56号で宿毛まで約2時間。松山自動車道の大洲ICからは2時間半くらい。宿毛から321号を通って大月町市街から約1キロほど行ったところで柏島方面に右折。クライミングエリアへは、大堂トンネル(平成15年度開通予定)の入口付近及びトンネルを迂回する旧道からアプローチする(宿毛から約30分)。
大阪高知特急フェリーであしずり港まで行った場合は、あしずり港から大堂海岸まで40~50分。
アクセスマップ
宿泊・
キャンプ地など
県道の終点の柏島にキャンプ場がある(無料)。県道の途中で樫西海岸方面に折れると、エコロジーキャンプ場があるが一区画3000円。大堂海岸でのキャンプは原則的に禁止。水場もない。
買い物は大月町市街の2つのショッピングセンター(そんなに大きくない)が便利。風呂はエコロジーキャンプ場近くのホテルベルリーフ大月の浴場が快適(525円)。
その他 【注意事項】
・ルート図に終了点が描かれているルート以外は基本的に終了点はない。アプローチはモンキー、ハーバー、お座敷の各エリアがもっとも容易で、東、前傾壁、最果ての各エリアは非常に分かりにくい。

・猿が出没するので、食料の扱いには注意が必要。

・崩れたため、一時通行止めになっていた、大堂海岸のモンキーエリアなどへのアプローチに通る旧道。2013年3月20日現在、復旧しており通行可とのこと。ただ道路に多数の落石があり、荒れているとのことなので、通行時には注意が必要。
公衆トイレ
掲載書籍 中国・四国・九州