氷川屏風岩

奥多摩駅付近より、北に急峻な山腹を望むと、赤茶色の岩峰が目に入る。古くから、エイド中心の岩場として利用されてきたこの岩場も、80年代にフリークライミングの洗礼を受け、まずチーム多摩自慢によるA峰のスラブのフリー化と新ルートの開拓に始まり、その後、奥多摩のクライマーを中心に、C峰の前傾壁やA峰のルーフ、そして周辺の岩場へと開拓は広がっていった。
岩はスラブ、前傾壁、ルーフからなり、少々脆い部分はあるものの、変化あるラインを提供している。
雨後の乾きが良く、冬でも暖かく、加えて奥多摩の山々を眺めながらのクライミングの爽快さ、奥多摩を代表するルートの存在など、アプローチの辛さを差し引いても余りある魅力を持っている。

この岩場の特徴

  • リード(ボルト)

    リード
    (ボルト)

地域 関東 エリア 東京都
区域 奥多摩
100岩場N0. 32
シーズン 通年
岩質 チャート 傾斜 80~110度
ルート数 38本
~5.9:6
5.10台:17
5.11台:7
5.12台:6
5.13台:2
駐車場GPS -
場所 東京都西多摩郡奥多摩町氷川
アクセス 奥多摩駅から徒歩30分。沢道と尾根道があるが、フクロウ岩は沢道を行く。車利用の場合は路上駐車はできない。
アクセスマップ
宿泊・
キャンプ地など
氷川屏風岩自体は日帰りの岩場だが、駅の近くの多摩川沿いに氷川キャンプ場がある。
温泉は「もえぎの湯」が駅から7分の旧氷川トンネル先にある。9時30分から。終了は季節により異なる(最短18時)。2時間750円。月曜休み。
その他 一部脆い部分があるので注意。C峰をトライする場合は、終了点用に長めのスリングを数本持参すること。トイレは駅で済ませて行くこと。水は沢すじからとれないこともないが、持参した方が良い。
公衆トイレ
掲載書籍 関東