青葉

【概要】 青葉の岩場は1988年ごろより、地元の石城山岳会のメンバーと故・志賀光則氏によって開拓された。岩は砂岩でお世辞にも硬いとはいえず、スケールも最大で10数メートル、ほとんどのルートが5、6メートル。とても質の高い岩場とは思えない。

しかし登ってみると内容は多彩で、性格が違う短いルートを次々とこなしていくと、いつしかこの岩場の楽しさが分かってくることだろう。

取り付きは平ら、エリア間の移動もスムーズなので、自分に合ったグレイドを1日10本、いや20本登ることも可能であろう。

そして青葉の最大の魅力が冬の暖かさだ。良く晴れた冬の日にTシャツで青葉の岩場を登れば「ほんとうに、ここが東北?」と感じるに違いない。

※東日本大震災直後、入山が禁止されたが、現在(2012年5月)は利用されている。岩場自体では南のエリアの、青葉ビバーク~猿の撹乱で一部崩壊が見られる程度。アプローチでは数箇所で崩壊があり、迂回しなければならない箇所もある。各自の自己責任で行動されたい。

この岩場の特徴

  • ボルダリング

    ボルダリング

  • リード(ボルト)

    リード
    (ボルト)

地域 東北 エリア 福島県
区域 いわき
100岩場N0. 18
シーズン 9月~5月
岩質 砂岩 傾斜 90~120度
ルート数 60本以上
~5.9:8
5.10台:28
5.11台:29
5.12台:10
5.13台:1
駐車場GPS -
場所 福島県いわき市常磐湯本町日渡
アクセス 常磐道湯本ICから10分程度だがいささか分かりにくい。最初は湯本駅方面に走り国道6号線に出たほうが良いかもしれない。6号線を左折し、石炭化石館、セブンイレブンを過ぎた次の特に目印のない踏切を左折。ガスタンクのところを右折。
駐車スペースは池の脇と資材置き場の両サイドが利用できるが、邪魔にならないように注意。最初は遊歩道を歩き、途中から踏み跡に入る。広場エリアまで15分ほど。
アクセスマップ
宿泊・
キャンプ地など
以前利用されていた、ときわ台運動公園でのキャンプは禁止。現在は湯の岳山荘(http://www.city.iwaki.fukushima.jp/map/1315/002537.html)を利用するクライマーが多い。風呂は温泉銭湯「上の湯」があり料金も安いが、駐車場はない。
その他 終了点にクリップした後、岩の上に立ち込むルートがほとんどである。ルートによってはその部分が核心となっているものもあるので注意したい。そうでないルートは上に土があったり、草が生えていたりするので分かると思う。(グレイドの後に*のマークがあるものは終了点にクリップでOK)
公衆トイレ -
掲載書籍 北海道・東北