2017年9月4日 フリーニュースカテゴリルート 世界初の9c/5.15d!アダム・オンドラがProject Hardを完登 Tweet 文=北山 真 写真=Petr Piechowicz 9月3日、アダム・オンドラがノルウェー・フラタンゲルのハンスへレレン・ケイブで、5年越しのプロジェクト、その名もProject Hard(まだルート名は発表されていない)を完登した。 ルートは15mのルーフクラック(8b)を登った後にニーバーレスト。そして8C/V15のボルダーセクションをこなし印象的な蝙蝠レスト(両足のトウフックでさかさまにぶら下がる)。さらに最上部に8B/V13のボルダーパートが出現する全60m。 アダムは「これまでで最もハードな9b+」とコメントしているが、それはとりもなおさず9cであることを宣言していると解釈できよう。 インスタグラムに発表されているビデオはたった一言のコメント「I’m just really, really happy!」。これ以上語ることはないということであろう。 Adam Ondraさん(@adam.ondra)がシェアした投稿 – 2017 9月 3 9:35午前 PDT 同一カテゴリの最新ニュース 2025年12月04日 アルパインその他 登頂写真でたどる登攀史④ 【1994年 山野井泰史、チョ・オユー南西壁単独登攀】 大学山岳部出身で、8000峰の王道登山と先鋭的なヒマラヤ・アルパインクライミングを実践してきた天野和明さんが若かりし頃に出会った記録。 1… 2025年11月27日 アルパインその他 登頂写真でたどる登攀史③ 【1978年 R・メスナー、ナンガ・パルバット単独登攀】 80~90年代の登山家、クライマーの必読書だった『ナンガ・パルバット単独行』。メスナーが時代を席巻したのは記録のすごさもさることながら、洞察… 2025年11月20日 アルパインその他 登頂写真でたどる登攀史② 【1975年 イギリス隊、エベレスト南西壁登頂】 薄暮の中、とぼとぼ歩くクライマー。“映え”とは対極にある眠たげな写真に強烈なインパクトを受けたのは、若き日の山野井泰史さんでした。 197…