ボルダリングワールドカップ2024第2戦
ソルトレイクシティ
男子は安楽宙斗が圧勝、女子はナタリア・グロスマン

優勝した安楽宙斗(写真中央)、楢﨑明智(写真左)は2位に

文＝北山真　写真＝IFSC

ボルダリングワールドカップ第2戦がアメリカ・ソルトレイクシティで開催された。

4日の男子予選ではひさびさの出場となった天笠颯太が1位、安楽宙斗が3位、計6名の日本人選手が準決勝に進んだ。女子はパリ五輪の予選が15日から上海で行われるため、野中生萌、伊藤ふたばなどの有力選手が欠場した。そんな中で松藤藍夢が見事2位で予選を通過、中村真緒（11位）、関川愛音（17位）とともに準決勝に進んだ。

5日の男子準決勝ではベテラン、ヤコブ・シューベルト（33）がただ一人の3完登で1位。楢﨑明智3位、安楽5位、天笠6位で日本人は3名が決勝に進んだ。

男子決勝では安楽の安定した登りが光った。ただ一人の3完登で文句なしの優勝。ほか5名は1完登であった。

ただ一人の3完登で圧勝した安楽宙斗

6日の女子準決勝では松藤は失速、10位に順位を落とした。中村が3位にジャンプアップ。

決勝ではナタリア・グロスマン、オリアーヌ・ベルトーヌ、ナイレ・メニャンが3完登4ゾーンで並んだが、アテンプト数の差でナタリアが優勝した。中村は6位だった。

さらに安定感が増したナタリア・グロスマン

女子表彰台

男子

1	安楽宙斗	3T4z 11 11
2	楢﨑明智	1T4z 1 13
3	ヤコブ・シューベルト(AUT)	1T4z 7 9
4	天笠颯太	1T4z 7 12
5	ヤン・ルカ・ポッシュ(AUT)	1T3z 3 12
6	ヤニック・フロへー(GER)	1T2z 3 4
—
9	楢﨑智亜
15	藤脇祐二
18	緒方良行
23	山田航大
	坂本大河
29	吉田智音

女子

1	ナタリア・グロスマン(USA)	3T4z 3 10
2	オリアーヌ・ベルトーヌ(FRA)	3T4z 6 6
3	ナイレ・メニャン(FRA)	3T4z 6 13
4	オシアナ・マッケンジー(AUS)	2T4z 2 7
5	ブルック・ラブトゥ(USA)	2T3z 2 7
6	中村真緒	2T3z 4 5
—
10	松藤藍夢
11	関川愛音
21	平野夏海
46	石井未来