中村文哉、Century Crack 5.14bを第4登

11月4日、中村文哉がアメリカ・ユタ州の世界最難のワイドクラック、Century Crack(5.14b)40mを登った。2011年ワイドボーイズ(トム・ランドール、ピート・ウィタカー)、2018年ダニー・パーカーに続く第4登。トライはなんと2回。11月3日にアプローチ後、17時にflashトライするが移動の疲労があり完登ならず。翌日13時過ぎに登りきった。中村のクライミング歴は6年ほど。

「とんでもなく遠い場所にある、とんでもなく長い世界最難のワイドクラック。今年トライできるかも分からなかったCentury Crackへの旅。11月初週にファーストアタック。運良く天気も気温も良く、無事に完登(RP)して町に戻ってくる事ができました。

一緒に行ったAshley&Robinのおかげもあり、楽しむ事ができた。Dannyから受け継いだButoraシューズで完登できて嬉しい!日本でもアメリカでも応援してくれた人々に感謝。たくさんのエネルギーをもらいました。僕も周囲を笑顔にできるよう、ポジティブインパクト与え続けていきたいです。

今までの人生を振り返ると3つのキーワードは人、自然、スポーツ。人と何かを実現するというのは、楽しい。辛い事の方が割合としては多い、というかほとんどは辛い時間かもしれない。それでも人の存在は素晴らしいし、常識を疑う機会を与えてくれる。自然やスポーツも僕にとっては欠かせない存在だ。

いつまでも「えび」の如く脱皮し続けていきたい。そんな事を改めて感じた週末でした」

以下は第3登したダニー・パーカーのコメント。

「フミヤ、Century Crack第4登おめでとう!

83分というクライミング時間、そのうち逆さで60分というのは驚異的だ。

フミヤは、6年前にクライミングを始めたばかりの日本人クライマーだ。彼はすぐにオフウィドゥスに夢中になり、昨年はビデブーで大暴れし、ハードなインバート(足先行ワイド)を短期間ですべて登ってしまった。

今年は、彼はユタに来て、Trench 5.13a(2度目のトライ)、Jaws 5.12d(オンサイト)、Price of Evil 5.13-(2度目のトライ)を登った。そして、ある日、日帰りでCentury Crackを見に行ったところ、それにとても刺激を受けたので、残りのアメリカ滞在期間を我が家のガレージをねぐらにしながら、トレーニングに費やすことにしたのだった。

彼は、水平クラック・トレーニングマシンに足を突っ込んでぶら下がり、最初は30フィート(9m強)の横移動しかできなかったが、1ヵ月後には18ポンド(8kg強)の重りをぶら下げて200フィート(61m)の移動ができるようになっていた。すでに足はあざだらけで、手はボロボロだったが、季節が寒くなってきても、依然彼はガレージで、トレーニングマシーンの近くで寝たがるほどだった」

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