ジムの看板スタッフにインタビュー②「Dボルダリング綱島店」

高橋達夫=文

 

人気ジムの看板スタッフをご紹介する新連載。今回はDボルダリング綱島店(神奈川県)より、日本代表経験もあるスタッフ田中修太さんと伊藤寛太朗さんをご紹介します。

Q クライミングを始めたきっかけは?

田中  両親がやっていたのでその影響で始めました。

伊藤 テレビでボルダリングというスポーツの存在を知り、近所のボルダリングジムに行ってみたら、熱中してしまいました。

Q ジムで働きはじめたきっかけは?

田中  スタッフとお客さんの距離が近く、とても雰囲気がよかったのが1番の理由です。また、壁面積が広くスラブから強傾斜もあり、トレーニング器具も多く揃っていて、自分のトレーニング場所にも最適だと思いました。さらに経営母体は大器株式会社という安定した企業ですので、労働環境に心配することなく、安心して働けるな、と。

伊藤 大学生になり、好きなクライミングをアルバイトにしたいという思いがあり、クライミングジムを探していたところ、Dボルダリングに出会いました。世の中は、ちょうどコロナ騒動の最中でしたので、採用してもらえた時は嬉しかったです。

勤務中の田中さんと伊藤さん

Q 愛用しているクライミングシューズ、ウェアを教えて下さい。

田中 チョークバッグは小学生の頃からずっと使っています。憧れているヤコブ・シューベルト選手やヤン・ホイヤー選手のサインが入っていてボロボロですが、思い入れがありなかなか代えられません。シューズはスポルティバ「スクワマ」を愛用しています。チョークは最近お気に入りの「wise」です。

伊藤 シューズはスカルパ「インスティンクトVSR」、Tシャツは「ザ・ノース・フェイス」です。

左が田中さん、右が伊藤さんの愛用品! かなり使い込んでいることがわかります

Q クライミングが上手くなるためのアドバイスをお願いします。

田中  その人のレベルや何を目指しているのかで変わりますが、共通して言えるのは、やはり目標をもつこと。「今週中にあの課題を登る」とか、期間も設定したほうがいい。また手っ取り早いのは、コンペに申し込むことです。

コンペは結果がわかりやすいですし、逃げることも出来ないので(笑)、なにか目標をもってそのために頑張るというのが1番の上達方法だと思います。

伊藤 上達の道は多くありますが、できない課題に対して、色んなムーブや動き方を試してみるのが良いと思います。

また、その課題ができている人にコツやムーブを聞いたりして、その課題の最善の方法を見つけることを意識することで、高グレードの課題を登れる力がついてくるかと。

ボルダリング中の伊藤さん。上達するには「できている人にコツやムーブを聞く」のも手だとか

Q クライミング界に望むことは?

田中 自分はリード種目を専門にやっていますが、やはりボルダリングより知名度も人気も低く感じます。日本ではリードジムが少なく競技人口も少ないです。

日本にも大きなリードジムがもっと建ち、ボルダリングと同じように人気が出てくれることを望んでいます。そのために自分たちリードクライマーがもっと活躍し日本のリードクライミングを盛り上げていきたいです!

伊藤 女性に優しいクライミングジムが増えると良いなと考えます。どこのクライミングジムも男女比率を見ると男性の方が多い印象です。

これからクライミングを趣味にしていこうという女性が、男性が多いことや清潔感が無いことを理由に、クライミングを続けていかないとしたら、それは非常にもったいない。クライミング産業拡大の観点から、女性に優しいジムを作ることは業界の課題だと思います。

コンペにてリードクライミング中の田中さん。「リードもボルダリングと同じぐらい盛り上がって欲しい!」と願っているそう

Q ジムの感染症対策など教えて下さい。

田中 イスや棚などアルコールでこまめに拭くようにしています。お客様には手指の消毒と検温、マスクの着用に協力して頂いています。また、ジム内での食事は制限させていただいています。マスクを適切に着用していない方などは、適宜注意させていただくこともあります。

Q ジムのおすすめポイント、裏話などありましたらお願いします。

田中 おすすめポイントをあげたらキリがないですが……(笑)、まずは駅から2分というアクセスの良さと、駅近とは思えない面積の広さです。少し前に改装して、さらに開放感溢れるジムになりました。キッズエリアや休憩スペースも充実しています。

そして肝心のトレーニング環境ですが、はっきり言って最高です。イメージ的に初心者向けのジムだと思っている方も多いと思いますが、しっかり高難度課題も揃っています(自分も終わってない課題ばかり)。テープ課題以外にも猛者用の高難度課題が「サテライト」という課題アプリにも、無限にあります。他にもムーンボードやビーストメーカーなどトレーニングエリアも充実しています。

長くなってしまいましたが、スタッフやお客さんが良い方ばかりで本当に居心地がいいです。そして最後に、スタッフにイケメンが多いです(笑)。ご来店お待ちしています!

伊藤 ラインセットの課題数が200本近くあり、他のクライミングジムさんに比べて多いです。また、サテライトというアプリを用いて、スタッフや常連さんが課題を作り、いつでもスマホで閲覧できるので、登る課題に困ることは無いと言っても過言ではありません。

ラインセットとサテライトの課題を合わせると、多い時で500本近くあります(笑)。自作の課題をお客様同士で共有ができるので、コミュニティも広がりますし、ジムの雰囲気は良いので、遠征されるお客様も心地よくご利用できると思います。

課題の豊富さが魅力というDボルダリング綱島店

 

田中さん、伊藤さん、ありがとうございました! 次回は「Urban Base Camp 新宿」の山内さんにお話を伺います。

Dボルダリング網島店

約200坪のスペースにムーンボード、流線壁、ルーフ含め18面の壁を用意! キッズウォールも4面あり、家族でも楽しめるジム。綱島駅(渋谷駅から22分、横浜駅から9分)から徒歩2分とアクセスも良好です。お二人をはじめ、イケメンスタッフも多いとのことで、一度は訪れてみたいですね。

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