リードワールドカップ第2戦バリ、吉田智音が初優勝
森秋彩3位、安楽宙斗はまさかの準決勝落ち


初優勝した吉田智音(さとね、20)

文=編集部 写真=IFSC

2025年5月2日~4日、インドネシア・バリ島でリードワールドカップ2025第2戦開催され、日本人は男女それぞれ6名が参加した。

2日の女子予選ではイギリスのエリン・マクニースと森秋彩が1位、日本人女子は全員が準決勝に進んだ。

男子予選では安楽宙斗、吉田智音が1位。日本人男子は6名全員が予選を通過した。

4日の女子準決勝ではエリンと韓国のソ・チェヒョンが完登、森は最終ホールドまでであった。

男子準決勝では大波乱が起きた。優勝候補の筆頭、安楽が中間部でスリップ、16位となってしまったのだ。吉田が1位、鈴木音生4位、小俣史温6位、3名が決勝に進んだ。

女子決勝では森がリーチに泣いた、最上部の縦ホールドになかなか届かず、ここでタイムロス。最終ホ-ルドに達しながら時間切れとなってしまった。

男子決勝では安楽不在の穴を埋めるかのように吉田が健闘、最高到達点をマークし金メダルを手にした。

なお、3日に行われたスピード競技では大政涼が、世界記録を更新した(4秒67)サミュエル・ワトソンに続き2位となった。この競技での日本人のメダルは初である。

日本人初、スピードで表彰台に立つ大政涼(左)

男子

1 吉田智音  42
2 マックス・ベルトーヌ (FRA)  41
3 アルベルト・ヒネス・ロペス (ESP)  39+
4 ヤニック・フロヘー(GER) 30+
5 イ・ドンヒュン(KOR) 30
6 鈴木音生  29+
7 小俣史温  16+
8 ムハンマド・リズキー・シャハラフリ・
シマトゥパン(INA) 
12
   
10 本間大晴  
11 清水裕登  
16 安楽宙斗  

女子

1 エリン・マクニース (GBR) TOP  
2 ソ・チェヒョン (KOR) TOP  
3 森 秋彩 45  
4 ラウラ・ロゴラ(ITA)42+  
5 オシアナ・マッケンジー(AUS)39+  
6 フローラ・オブラッサー(AUT)37+  
7 ミア・クランプル(SLO)34+  
8 ロッサ・レカール(SLO)31+  
   
10 小武芽生  
14 小田菜摘  
17 中川 瑠  
19 谷井菜月  
21 葛生真白  

 

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