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リードユース選手権、富山・桜ヶ池クライミングセンターで開催
14日の男子ジュニア予選は夜9時過ぎまで行われた 写真=飯田ゆか
文=北山 真 写真=村岡正己
2022年5月14日~15日、富山県南砺市の桜ヶ池クライミングセンターにおいて、第10回のリードユース日本選手権が開催された。
選手は年齢によりユースB(07、08年生まれ)、ユースA(05、06年生まれ)、ジュニア(03、04年生まれ)の3つのカテゴリーに分かれる。以前は各カテゴリーに合わせた異なったルートで行われていたが、低年齢、特にユースBの成長が著しく、近年は同一ルートで争われるのが定番となっている。
15日の決勝は女子から行われた。ノーマルな下部に始まり、中間部最も傾斜の強い壁を有効に使うため、ラインは蛇行する。ここをいかにスムーズに突破するかがポイントとなった。その後は桜ヶ池名物の”渡り”をこなし、最終面に達する。
全選手の最後に登場した谷井菜月が世界レベルの”別格”の実力を発揮、最終ホールドタッチで優勝を決めた。
女子ユースBで優勝した小田菜摘
女子ユースAで優勝した永嶋美智華
貫禄のパフォーマンスを見せた谷井菜月
男子はこの大会2冠、世界ユースでも金メダルを獲得している安楽宙斗がユースAに登場、やはり最終ホールドに迫る好成績で優勝した。ジュニアの村下善乙がその一手下まで達したのは大健闘と言えよう。
男子ユースBで優勝した寺川陽
恒例の”渡り”に差しかかる安楽宙斗
最上部に迫る村下善乙
女子ユースB
1 小田菜摘 (大阪)
2 村越佳歩 (茨城)
3 関川愛音 (青森)
女子ユースA
1 永嶋美智華(静岡)
2 抜井美緒 (奈良)
3 武石初音 (埼玉)
女子ジュニア
1 谷井菜月 (奈良)
2 髙尾知那 (愛知)
3 柿崎未羽 (東京)
男子ユースB
1 寺川 陽 (栃木)
2 山田航大 (埼玉)
3 西尾洸音 (兵庫)
男子ユースA
1 安楽宙斗 (千葉)
2 小俣史温 (東京)
3 猪鼻碧人 (埼玉)
男子ジュニア
1 村下善乙 (千葉)
2 関口準太 (栃木)
3 鈴木音生 (静岡)